みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

ドラゴンクエストⅥを振り返る

旧ブログのどこかでも書きましたが、ドラゴンクエスト6の不人気の理由をもう一度考えてみます。

 

 

 

前に書いたのは、主には職業ごとのバランスの悪さですね。

優遇されている職業(バトルマスター、スーパースター、賢者)に比べて、不遇な職が多いということです。

特にグループ攻撃の専門家の座を武闘家やバトルマスターに取られて、賢者への単なる通過点にしかならない魔法使い、あと条件が大変な割に目立った攻撃方法が「火柱」(単体にたしか120~180くらいのダメージ)くらいしかないレンジャー。

 

しかもFFみたいにジョブチェンジが容易にできるわけじゃなくて、初級職を極めないと上級職になれないという制限のせいで、キャラクターメイキングが結構絞られます。

 

さらにFFと比べると見劣りしたのが、仲間キャラには幾ら転職しようが装備できる武器等に制限があるので(つまり中途半端に個性が残ってる)、戦士タイプの仲間を魔法使いにしたり魔法使いタイプの仲間を戦士にしてもイマイチなことが多い。

最終的にはこんな感じでしたよ。でも大体みんなこんな感じになるんじゃないかな。

 

主人公 ー 勇者

ハッサン - パラディン

ミレーユ - スーパースター

チャモロ - 賢者

バーバラ - レンジャー

アモス - バトルマスター

テリー - 遊び人

 

テリーが遊び人なのは、遊び人マスターにするとごく稀にノーコストでジゴスパーク発動するからですね。

それ以外の見どころないからなー。

主人公キャラではないアモスのほうが安定感あるって言う。

 

スーパースターがハッスルダンス(ノーコストで全体中回復)踊ってれば大抵の戦闘は何とかなるので、たぶん製作者側もそれに気づいて、敵をちょっと強くしたんでしょうね。

そしたら終盤は強力な全体攻撃と高いHPを持つ敵ばかりになって、そうするとレンジャーや踊り子みたいな捨て職で遊んでる暇はなくて、じゃあ早く賢者やバトルマスターを育てようとなるとどうしてもメンバーが固定化されて…。ですね。

ドラクエのもっていた、簡単すぎず、他方で自分なりのちょっとした遊び(手抜き)要素を加えても十分クリアできるっていう難易度じゃなくなったんですよね。

それがやっぱり不人気の理由じゃないかなあ…。