みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

Todfeind(サガフロンティア2 ネタバレあり)

前に記事を書いてましたが、リンク先の曲が消えてたので消してました。

改めてほぼ同じ文章を復活させて記事を書いてみます。 

 

SaGa Frontier 2 - Todfeind [Arrange] (EXTENDED)

https://www.youtube.com/watch?v=y2Tivs75rIE

 

 

サガフロンティア2の戦闘曲の一つ。

氷のダンジョンで流れる曲だけあってキラキラした印象があります。

 

 

画像はラベールですね(前のイラストとはちょっと違うけど)。 

正史と言われる進行で進めた場合、非業の死を遂げたコーデリアに代わるようにして、ウィルの仲間に加わります。

 

主人公であるウィルと同年代の勝気な少女と言うことでまさに正統派ヒロインだったコーデリアと比べると、ラベールは20代後半でウィルより年上、特に感情を見せるシーンもなくて淡泊な印象のキャラなので、あまり人気じゃないみたいですけどね。

 

でも個人的には一番お気に入りかなあ。

これが自分のデータにある、ラベールのステータス。

 

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見る人が見ればわかると思うんですが、ラベールが活躍する年代にしては本来有り得ないくらいに鍛えてます(ヒント:二周目)。

本来は弓使いなのに剣のレベルをかなり上げてますし。これから格闘系も強化して…というところで。

まあ、こういう好き勝手な育成ができるのが本来のサガシリーズの楽しさだと思うんですけどね。インペリアルサガは返す返すも残念。

 

気に入ってるポイントは、やっぱり物語中での使われ方というか、ストーリー構成の妙。

正直、純真一途にウィルのことを想ってくれているコーデリアが悪党にズタボロにされて死ぬ展開なんか、本来誰も望んでないと思うのですよ。だから多くのプレイヤーはコーデリアが死ぬ展開を回避していく。

でも、その誰も望まない展開を敢えてやってのけた上で、ウィルにコーデリアの仇を討たせ、ちょっとセンチメンタルな気分になったところに加入するのが、コーデリアとは縁もゆかりもないちょっと謎めいた旅人のラベール、という展開。

そして、ウィルと恋愛関係になるような描写は一切ないのに、後にいつの間にかウィルの妻になっていて…というあたりが本当にね、クールだと思う。

 

昔ならともかく、PS世代以降のRPGなら、ラベールがコーデリアと何かの縁があったりとか、ラベールがウィルの気持ちを癒して、ウィルの中でその存在を大きくしていく描写とか、そういうのは絶対ありますよね。何とかしてプレイヤーに、ウィルとラベールが結ばれる展開を納得させるために。

ところがそういうことを一切描写しない。なぜウィルとラベールが結婚したのか、ウィルの中でコーデリアへの思いはどうなっているのか、納得いかない!と思うプレイヤーもきっと多いはずなんです。多いはずなんですが、そこを敢えて突き放してるあたりが天才的だと思うんですね。こういうクールな感性は本当に見習いたいくらいです。