みちのく砂丘Ⅱ

仕事とあまり関係ないことについて書きます。

ブレンディの卒牛式CM問題

牛を擬人化し、卒「牛」式で校長が女子高(牛?)生に向かって「濃い牛乳を出し続けるんだよ」というところがセクハラじゃないかとか言われてますけど、たぶんこのCMの本当の問題は、人間を家畜に見立てている点かなと思いますけどね。

 

人間は(法を破らない限り)自分の尊厳のために生きていいのであって、誰か他人の役に立つためだけに生きてるわけじゃないので。

何かこう、若者に向かって「お前らは家畜なんだよ」って言ってるような気がしてものすごく気持ち悪いのは自分だけかなあ。主人公の女子高生も、最終的には人間様にご提供する牛乳絞り出すためだけに高校生活を捧げたってことになるわけですよね。

 

前にもセコムのCMで背広姿のおじさんを番犬に見立てて「誰?誰?」言わせてたCMがあって不評で放送中止になったみたいですけど、あれも何か人間を犬に見立てたのが気持ち悪かったからじゃないですかね。

 

擬人化って、日本人が好きなのは猫とかの小動物が人語を解したり喋ったりするほうの擬人化(ジバニャンとかハム太郎とかね)であって、このCMとかセコムのは逆方向ですよね。むしろ背広なり制服なり着た人を犬や牛に見立ててるのであって、こういうのって擬人化っていうのかなあ。

 

すごくひねくれた見方かもしれないけど、生き残るために最後の一人まで殺し合えっていう『バトル・ロワイヤル』のほうが、まだそういう気持ち悪さはないような気がする。何をしても生き残りたいのは人間の本能で、それに忠実になれって言ってるだけですからね。人のために犠牲になることだけを考えろって話ではないので。

 

まあ、かなり前のCMみたいですけどね。前なら即炎上してたレベルのこんなCMが今まで話題にもならなかったのは、それだけテレビをみんな見なくなってるってことなのかなと思います。