(ネタバレ有り感想)
第6回メフィスト賞(講談社の新人推理小説賞みたいなものです)受賞作品ということで学生時代から気になっていたのですが、本屋でも古本屋でも全然見かけないのでAmazonで買ってみました、積木鏡介『歪んだ創世記』。
孤島で目覚めた記憶喪失の男女2人、しかし同じ孤島には凄惨な死体が…。というところから物語が始まります。
読み終えてみた感想ですが…、まあ、マニアックな推理小説好きじゃないならわざわざ買って読むほどの小説ではないかなーとは思いますね。
かなりネタバレですが、思い切りメタ・ミステリなんですよね。
これは他の小説ですけど、作者が犯人だったとか読者が犯人だったとかそれにかなり近いものがある。一ひねりはしてありますが。
最初の設定だとすごく面白そうなんですけどね…。
むしろ最初の設定(時代が1998年ということを考えるとかなり斬新だった気がします)でそのまま普通のミステリーとして完結させた方が良かった気はしますね。