旅行は積み残しだった本を読むための良い機会でもある。
そんなわけで読んでみました、今邑彩 氏(2013年に亡くなったのが惜しまれますね…)のデビュー作『卍の殺人』。オリジナルは1989年、自分が読んだのは1999年の文庫版です。
大学時代に文庫買ったけど何となく読まなくて、最近になって古本で再入手(300円)。
kindle版は舞台となる屋敷の見取り図が見づらいらしいので、文庫版を中古で買ったほうが良いかもしれませんね。
謎解きは割と簡単と言われており、推理小説を読み慣れた人であれば、100ページまでも読み進まないうちにトリックも犯人も比較的簡単にわかるかもしれません。
自分は犯人だけは的中してましたね…。トリックまでは見抜けなかったけど。
大体のオチは読めていたけど、それでも余韻の残るラストは良かった。犯人、そんなこと考えてたんだってのが意外でした。
これも映像化されて良い良作だと思いますね…。
見取図通りのセットを作るのが大変かもしれないけど。