みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

あいたくて… your smiles in your heart

時間のある夏休みくらいしかこういうの書けないので書いてみます。

今回紹介するのはこちら。「あいたくて… your smiles in your heart」。

「ときメモ」のコナミが、2000年に発売した、同系統のゲームです。

 

あいたくてyour smiles in myheart

あいたくてyour smiles in myheart

 

 

まあ、普通に言えば「ときメモ1.5」とか「裏ときメモ」的な。

全然万人向けではない。

 

まず絵柄が独特すぎる。

そして、とにかく難しい。

まず異彩を放つのが「精神値」のパラメータ。運動や遊びの成功で上がり、逆に勉強や休養で下がります。

精神値が高い=精神が強い、と言う感じで、どんどん上げればいいのかな?と思いきや、そうではない。

上がり過ぎると「ハイテンション」という状態になり、テンション低めなヒロイン勢からは避けられてしまいます(クリアに必要なイベントが発生しなくなる)。

じゃあ下げようかと言うことで下げてみると、今度は「ブルー」という状態になり、テンション高めなヒロイン勢とは仲良くなれない。

なるべく中庸の「普通」を保つ必要がありますが、これが難しい。

 

ここでさらにアイテムが登場します。

アイテムは主人公の装備品や使用品としても使えますし、またヒロインへのプレゼントにも使えます。これが本当に異色。

例えば「ヒーリングCD」は主人公が「装備」すれば体力値を上げて精神値を下げます。プレゼントにも使えます。プレゼントしてしまうと装備欄からはなくなってしまうので、新たに買わないといけなくなります。

ちなみに装備欄は8つ。

主人公を運動野郎にしたければ、「金属バット」「ダンベル」等の用品を買い込んで装備させることになり、いかにもなガリ勉にしたければ「数学の参考書」「百科事典」等を買い込んで装備させることになります。

でもそんな極端な装備にするとクリアの妨げになるので、例えばガリ勉に傾きすぎたかな?と言う時には運動と礼儀がアップする「竹刀」を装備させてバランスをとったりします。

 

お金の使い方、アイテムの組み合わせで取りうる選択肢の組み合わせが沢山あるわけです。こうなると攻略パターンが見えづらくなる。

それに拍車をかけるのが半強制のオートセーブ。いったんセーブしておいて失敗したらやり直し、なんてことはできません。ただでさえ長いロードと頻繁なディスク入れ替えなので、やり直す気自体が起きないのですが。

後戻りできない感がすごいし、「今の方針でいいのか?アイテム装備変えるか、このままでいくか…。変えるにしても金がないし…」とか長考してしまったりします。もちろん精神値の上下も横目に見つつですね。 

 

この感覚は、「ロマンシングサ・ガ2」や「サ・ガフロンティア2」遊んでた時のそれに近いですね。