みちのく砂丘Ⅱ

仕事とあまり関係ないことについて書きます。

竹の木戸

 国木田独歩の短編小説です。

 

竹の木戸

竹の木戸

 

 

国木田独歩と言えば、東京郊外の美しい農村風景を描いた『武蔵野』が最も有名だし、まあ入試の文学史対策ならばそこだけ覚えとけばいいって感じではありますが、 こういう短編も多いです。

 

自然主義文学…、理想や予定調和の大団円を避けて、人間のありのままの醜さを浮き彫りにする方向性の文学ですね。ともかく美談・良い話に持っていくタイプの物語と比べると、実はけっこう人間主義的なところはあるのかもしれません。

 

これもけっこう、暗くはないですが、人間のせせこましさが良く出ています。国木田独歩は生活には困窮していたようで、それゆえにこういうのが書けたのかなと。