みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

卒業 雪月花殺人ゲーム

長らく積んであったので読んでみました、東野圭吾『卒業 雪月花殺人ゲーム』。初期の作品です。

 

卒業 (講談社文庫)

卒業 (講談社文庫)

 

 

元は昭和61年の推理小説です。

トリックは…ロジックが細密すぎて読み返しても全然わからないですね。数学の問題みたいなトリックなのはだいたいわかるのですが、閃きで解ける感じではない。

こういう時にさすが東野圭吾は理系出身(たしか工学)の作家なんだなあと思うわけです。

推理小説というより、昭和末期時代(これもバブル間近の頃ですね)の大学生の青春群像劇として読むのが一番面白いと思います。