中古で500円くらいで買いました、スーパーファミコンのRPG、『デュアルオーブ 聖霊珠伝説』。1993年、アイマックス社製。
内容はよく言えばオーソドックス、悪く言えばひねりほぼ無しのドラクエ式RPGです。
たしか中学生位の時に遊んで、最後まではクリアできなかった…というか、途中で飽き飽きしてきたときにプレイステーション買ってもらったりして、遊ばないまま積んだような気がしますね。
たしか六魔将軍だか四天王だか忘れましたけど、その一番弱いのを倒したところで止まった気がする。
25年位ぶりに遊んでみてますけど、ゲームバランスは進め方によってはやや厳しいです。特徴的なところとして攻撃アップ・守備アップの補助アイテムが重ねがけできるので、それをうまく使わないとボス戦は厳しいですね。
世間の評価はク〇ゲーのようですが、まあ、遊べなくはないです。エンカウントは極悪なレベルで多いですが、きちんと鍛えれば進めなくはない。
ストーリーもグラフィックも大体の要素がイマイチで(音楽だけ少し良い)、世界観に没入して遊ぶということができません。
しかしそれだけに、中学生の頃の自宅のこととか部活動のことを思い出したりするので、思い出ツールとしては良かったかも(自分限定ですが)。
例えば、序盤で訪れるセント・バッカスの街。
この世界はセント・バッカス王国とデューサス王国の2大国で成り立っているそうです。そのセント・バッカスの首都だけあって、民も自信ありげなセリフ。
では、世界の中心であるセント・バッカスの、さらに中心である王城へ…。
砦?宿舎?いいえ、「城」です。
これがまごうことなきセント・バッカス国王の居城。
正門にも扉にも見張りがいませんが。
中に入ると…。
いや、言葉で補完されても。
王の間のほかは両サイドの2室だけ、兵士+従者8名程度というスーパーシンプルな構成のお城でした。
街や城の担当者が手を抜いたのか、容量不足なのか。でも一応、外観と内装がしっかり対応しているのはプラス評価ですね(なぜか上から)。
ラーゼスという神聖なドラゴンを信仰してるあたりは中世ヨーロッパ的ですが、そのくせ王宮の近くでは「写真」を撮っているおのぼりさんがいたり、近くの街は自治都市なのか眼鏡をかけた「市長」がいたり、謎の世界観です。
序盤の強敵、セント・バッカス周辺で出現するウィッチ(魔女)です。
ウィッチの使う火の魔法「フレム」は30以上ダメージを食らう上に、何気に腕力も高いので、単なる殴り攻撃でも30以上ダメージ食らいます(魔法の意味が…)。
結果、3人出現されると1人(向かって左)を倒している間にパーティーが半壊状態。
バランス調整は先ほど「遊べなくはない」「進めなくはない」と書きましたが、かなり大味なので、一つ街を進むごとに信じられないくらい敵が強くなったりはします。
そんなわけでいろいろアレなゲームですが、当時としてはごくごく普通のRPGが遊びたいなら、うってつけでしょうね(フォロー)。