「金田一少年の事件簿」の20年後を描いた新作漫画です。
あまり期待せずに読んでみたら予想外に面白かった。
期待してなかったのは、「金田一少年の事件簿R」あたりのマンネリ感がすごかったからですね。絵柄も雑になってたし。
でも、今回「37歳の事件簿」を1巻・2巻(現段階の最新刊)と読んでみて、作風が少しギャグっぽくはなってますが、意外にも丁寧に作られていて、「R」よりは面白くなってます。…まあ、「ヤツ」の再登場だけは勘弁してほしかったですけどね。でも、一応のオチを付けるためには必要なのかも。
ヒロインが七瀬美雪から変更になってるのは新鮮。
それ以上に、トリックや手掛かりの着想が相当今風になってますね。
原作者変わってないけど、相当若いスタッフが原案に関わってるんじゃないかなと思います。金田一は年をとったけど着想は若返った。
生意気高校生だった金田一が社会人らしい気苦労をしながら事件解決していくのは面白いですね。