法月綸太郎の短編集『法月綸太郎の新冒険』の第一話、「背信の交点」は、特急あずさ(甲信地方~東京)を舞台にした鉄道ミステリーです。
スマホ検索全盛の今だとピンとこない時刻表見比べ。
でもなかなか良い作品です。短編集の作品ってあまり印象に残らないことも多いのですが、意外性もありつつ綺麗にまとまっていて良作です。
それで、触発されたところもあって、ちょっと前に一人旅で乗ってきました。
綺麗な列車でしたね。
西村京太郎とかのトラベルミステリー系は基本読まないのですが、新本格ミステリ系の作家がたまに書いてると不思議と現地(あるいは聖地)に行ってみたくなるもので。
今はkindle版もあります。
もとは1999年の小説なので古畑任三郎ネタとか懐かしい空気がありますが、スマホ時代以前の推理小説が読みたい方は是非。