みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

Toulouse (2020 Edit)

ヒットした前作(2011年12月)から9年近くの時を経て、まさかの復活。

メインキャストも前と同じかな?

時が経過しても、キレのあるダンスと、ハーメルンの笛吹き男のようなMVは変わりません。

 

Nicky Romero ‐ Toulouse (2020 Edit)

(公式動画)


Nicky Romero - Toulouse (2020 Edit) [Official Music Video]

 

時事ネタというか、コロナで元気のなくなった世の中を元気づけに帰ってきた感じですかね。

そのせいか、仮面の男から前作ほどの邪悪さを感じない気がします。

 

銀河英雄伝説・つるピカハゲ丸・虞美人草

銀河英雄伝説は見たことないんですが(ラインハルトとヤンしか知らない)、社会学者の炎上の件は難しいなあと思いました。

 

炎上させる理由はないとは思うんですよ。

でも、ツィッター見てると社会学者の言い方もちょっと自分の持ってる権威に無頓着すぎる、というか、社会「学」という学問の体裁をまとってしまっているから、何か「学」のある偉い人が表現の内容にケチをつけたように見えて(要するに権威主義的というか上から目線に見えて)、それは「またポリコレかよ!」という怒りを誘発する可能性はあったよねとも思います。

学者ならその辺むしろ配慮すべき、というか、聴く耳持ってもらえるような表現をすべきだったんじゃないのと思うので、学者も過失ありって感じではありますね。

 

そもそも銀河英雄伝説だけ狙い撃ちしてもねえ、というのはある。

 

 

80年代のコロコロコミックの人気ギャグ漫画で「つるピカハゲ丸」ってのがあったんですけど(Kindle版あったの知らなかった)。

 

つるピカハゲ丸(1) (てんとう虫コミックス)

つるピカハゲ丸(1) (てんとう虫コミックス)

 

 

登場キャラに「ブ〇ねえちゃん」ってキャラが堂々といるんですよ。

今なら絶対無理なキャラ名ですし、そもそもギャグ自体、バブルと飽食の時代だから笑いになることであって格差社会と言われる今はシャレにならないネタも多い。

まあでも、そういう時代なんだなということで「史料」として見るのが良いのかなと思うところもあります。

 

 

余計なことついでにもう一つ、夏目漱石の『虞美人草』。

昔の文学なんて今の視点でジェンダー的に見たとすればアレな作品ばっかりですよね。

特に『虞美人草』は、美人だけど高慢で男を見下した「藤尾」という女性と、かわいらしく出しゃばらない大和撫子の「小夜子」の対比がメインなのです。

最後は、藤尾が主人公に手ひどくフラれて憤死するというすごい結末で、他方、小夜子は主人公と結ばれて幸せになります。

漱石文学のまだ初期の頃で、『こころ』みたいな深みはなく、勧善懲悪なのです。

 

夏目漱石全集〈4〉 (ちくま文庫)

夏目漱石全集〈4〉 (ちくま文庫)

  • 作者:夏目 漱石
  • 発売日: 1988/01/01
  • メディア: 文庫
 

 

でも、藤尾って、悪役ですけど、悪く書かれすぎなところもあるわけで。

要は、自我が強くて正直でわがままで、男を軽く見てるってだけなんですよね。

今の基準で見れば、現代的で、自分を包み隠さない、男を畏れない性格ともいえる。

ぶっちゃけ物語の最後で憤死させられなければならないほどの罪は犯してないはずなのです。でも勧善懲悪を完成させるために「傲慢な女にはバチが当たる」くらいな感じで憤死させられたような感はあります。

 

今の倫理で組み直せば、藤尾も、男に頼らない自分流の生き方を見つけるみたいな展開になるのかもしれない。でもそれはやっぱり作品の良い部分も悪い部分も見えなくしてしまうわけで、「角を矯めて牛を殺す」感があります。

 

実際『虞美人草』は「大掛かりな失敗作」と批評され、夏目漱石自身もそれは思っていたようです。

『虞美人草』で藤尾を単純に死なせてしまった反省からか、以後の漱石作品に登場する自我の強い女性はそこまで悪女には書かれないです。代表的なのは『三四郎』の美禰子、『彼岸過迄』の千代子、『行人』の義姉(お直)ですね。

それぞれ、読めない(美禰子)・激しい(千代子)・冷たい(お直)という個性をもって作品を彩ります。藤尾はそれらのヒロイン達の原型としては立派に活きてます。

 

 

『虞美人草』が勧善懲悪で、ジェンダー的に見ても女性の自我の強さを戒めるようなところがあって今の視点で見ると問題があるところは否めない。

でも『虞美人草』を書き直せ、失敗作だからやり直せという人はいないですよね。その失敗が後の作品で逆に活きてるところもあるので。

 

 

なので、今の基準で過去の作品を見る際は、今の基準で「裁いて」しまわないよう、なるべく慎重にと思うほうではあります。

 

まあ、読む側が「え?これ大丈夫?」と思ってしまって楽しめないことはあるかもしれないので、よくある「現代では不適切な表現がありますが時代状況を反映するために削除はしません」という注意書きがあれば十分かなと思いますけどね。

 

峠MAX2 その2

前回記事を書いた後、少し集中して練習してみました、「峠MAX2」。

チューン改造なしのカプチーノで、初級コース「SKY LINE」の左回りコース(一番初歩的なコース)。

ゲームアーカイブス版での自己ベストが2:05:09、昔の自己ベストは2:02:56でしたが、大幅に更新。

 

前回記事

峠MAX2 - みちのく砂丘Ⅱ

 

 

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自己ベスト2:00:53。

初級コースとはいえ幾つかの難所があるので、それら全てにミスor減速なしではやっぱり難しい。

2分切れそうな気はしてますが、あと一歩です。

というか、大学時代や社会人初期よりも全体的にゲームが上手くなってるのは、我ながらどうなのか。

 

みちのく砂丘的動画ランキング2020

年一回、ブログ主の個人的なお気に入り動画(主にJ-POPと洋楽)の10選+αです。

2020と銘打っていますが、一年間(2019/9/11~2020/9/13)にこのブログで記事にした曲やMVが対象になりますので、最新のMVばかりではなく、古いのもあります。


前回

みちのく砂丘的動画ランキング2019 - みちのく砂丘Ⅱ


まあ、ランキングなんて命名は気分だけで、実際のところは、順位はお気に入り度と繰り返し視聴した回数で決めてます。

世間の評価とは一致しないと思いますが、個人的に気に入った曲&MVということで。

10位から1位までの10曲+番外2曲です。

10位から昇り順でいきます。

 

なお、この記事に限り、動画のサムネイルをブログ上に表示しない(URLを直に張っている)のは、一応、リンク先を開く際のちょっとした「何が出るかな?」感を出すためです。概ね公式動画なので権利的な問題は少ないかと思います。

 

  

 


10位
(公式動画)

https://www.youtube.com/watch?v=LX5ntwkUa48


賑わいの風景に、淡々とした感じの曲が良く合っていると思いました。 

 

 

 


9位
(公式動画)

https://www.youtube.com/watch?v=2TDx_XNQ5QU


独特の世界観が良いと思いました。特に2番の始まりのあたりが何となく壮大な感じがして良かった。

  

 

 


8位
(公式動画)

https://www.youtube.com/watch?v=Ao9ET61y4Ow


この系統としては、曲もMVもかなり地味なほうではあるのですが、なかなか良いと思いました。黒髪が綺麗。

 

 

 

 

番外2

https://www.youtube.com/watch?v=94x8gqmMP8A


ライブなのにMV以上に聴かせる雰囲気があるような気がします。個人的に好きな雰囲気の綺麗さでもある(そこか)。

 

 

 


7位

(公式動画)

https://www.youtube.com/watch?v=3XCVM3G3pns


文句なしに美しいです。視線が良いと思います。歌詞も見てみたのですが、ひたすら情熱的な感じの歌詞でした。

 

 

 


6位
(公式動画)

https://www.youtube.com/watch?v=KfXvjxbRhZk


何となく7位の動画と似てますが、こちらは静謐な感じ。最初に視聴した時は「何これ?」という感じだったのですが、何度か見返すうちにハマってました。

 

 

 


5位
(公式動画)

https://www.youtube.com/watch?v=HKFNibd0QSk


この系統のMVは数多いですが、その中でも最高峰の一つのように思います。歌詞や曲のテーマと良く合ってます。

 

 

 


4位
(公式動画)

https://www.youtube.com/watch?v=1-aD6iPdmKg


しっとりした感じの曲です。MVはシンプルですが、シンプルゆえの良さがあると思いました。

 

 

 


番外1
(公式動画)

https://www.youtube.com/watch?v=fcDY7SCLWcc


コロナの自粛期間がなかったら出会ってなかったと思います。名作でした。

 

 

 


3位
(公式動画)

https://www.youtube.com/watch?v=IGrhyOtikQ0

 

爽やかな雰囲気が良かったです。MV版もありますが、曲のみ版のほうが歌詞がスッと頭に入ってくる感じで良いと思いました。

 

 

 


2位
(公式動画)

https://www.youtube.com/watch?v=wEXwPUKM2xM


この人たちは多分そろそろ活動停止するようです。個人的にすごく好きなので勿体ないと思います。センスが、良い意味で、都会的じゃないんですよね。そこはかとないローカル感をMVで表現できているのは、才能だなあと思います。

 

 

 


1位
(公式動画)

https://www.youtube.com/watch?v=oqxvaDbAHkI


今回の1位は、真正面なチョイスになりました。この人たちのMVは、今までは序盤や中盤に「良いなあ」と思うポイントがあったんですが、このMVはラストスパートのところで勢いがついて加速していく感じがあって、とても良かったです。

  

 

 

 

そんなわけで、新旧ブログを通して記念すべき10年目のランキング(というかお気に入り集)でした。
10年間いつも書いてきたことですが、来年ものんきにこういう企画ができるといいなあと思いつつ。

 

当ブログをご覧いただいている読者の方にいつも感謝しております。

今後ともよろしくお願いします。

 

ペルソナ(PSP)

 2009年に発売されたPSP版「ペルソナ」。

一度クリアしてますが、最近また遊び始めました。

音楽だけはオリジナル版のシンプルなほうが良かったのですが、動画見たりしながら(音楽はなし)で遊んでるので今回は気にはならない。

 

ペルソナ - PSP

ペルソナ - PSP

  • 発売日: 2009/04/29
  • メディア: Video Game
 

 

今遊んでも良くできてますね。面白い。

ペルソナ召喚時のモーションはシリーズ随一にカッコいいと思います。銃(ペルソナ3)よりも眼鏡(ペルソナ4)よりも、オーラの風が渦巻いている感じがする元祖の召喚が一番良いですね。

 

いわゆる属性効果がイージーな方向にもシビアな方向にもはたらくゲームで、敵の弱点を突けば楽勝できますが、読み誤って反射(一部反射とか生易しいものではなく、ダメージ100%反射)されると一気に全滅の危機にさらされます。

 

メインストーリーの「セベク編」、ずっと前に遊んだ一周目はブラウンを仲間にしましたが、二周目ということで今度はエリーを仲間にしました(ブラウンを仲間にするのを断った後に地下鉄の改札に行けば仲間になる)。

ゲームの登場人物をリアルに考えても意味ないのですが、登場している高校生が四半世紀前(オリジナル版は1996年)の高校生と考えると、何か感慨深いものがありますね。今ではマークも南条君も40代ということになります。

 

キャラクターの中ではエリーが一番好きです。

エリーは、ときメモ的な要素(コミュ)が入った「ペルソナ3」以降なら、絶対に主人公と結ばれるストーリーもあり得たキャラだと思うんですよ。

容姿端麗で頭脳明晰、性格も明るい人気者だけどやや天然、というすごく良いキャラなのに、メインヒロインにはなれない。

その複雑さを抱えていたからこそ「ペルソナ2」で(社会人となって)再登場するんですけど、報われない感がある分、ペルソナシリーズの女性キャラの中では一番好きかもしれない。