古本屋で売ってたので買ってみました。

- 作者: カール・グスタフ・ユング,小川捷之
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1976/02/28
- メディア: 単行本
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でもめちゃくちゃ難解ですね。
20世紀初頭に行われた講演録がそのまま書かれてるので、当時の学会の空気が伝わってきて面白いけど、それでもユングの語る内容はおそろしく深遠で難解です。
例えば夢分析の一、二文を引用すると
「慎重な言い方をすれば、交感神経系に或るエネルギーの蓄積があって、それがちょっとした妨害を起こしていると言えるようです。これは、燃える車輪の象徴でも表されています。この夢の車輪は太陽の象徴と思われ、タントリック哲学では、火はいわゆるマニプラ・チャクラ manipra chakra に相当し、これは腹部にあります」
(同書147ページより)
当時の学者達にとって心理学は神秘やオカルト一歩手前のものだったのかも。
フロイトは実は他の本である程度、精神分析のことは読んだので、あとはアドラーか。
何かアドラー心理学が最近、本屋見ると流行ってましたよね。どんなのかは知らないけど。
最近の本は好きじゃないからまた古い本で読んでみようかなあ。