古本屋で300円くらいで入手できたので読んでみました、クラウゼヴィッツの「戦争論」。
古典としての有名さの割にやけに安いのは出版されまくっているからでしょうね。
でも何かあまり読んでてもピンとこないな…。さらっと読んだだけで止めてしまいましたけど。
内容が戦争に関することだから…とかではなく、19世紀前半のプロイセンの将軍(クラウゼヴィッツ)が書いたものだからですかね。
基本的に歩兵戦、白兵戦術の時代。
まだ、機械の力で敵を文字通り踏みつぶしていける戦車も、歩兵連中をものともせず空から一網打尽にできる戦闘機(空軍)もない時代ですね。
遠距離弾道ミサイルもドローン兵器も当然なし。
歩兵を大量に乗り込ませて相手陣地を占領するのが基本。
だから、知略的なことよりも精神論重視です。
ある意味で旧日本軍的なところあるかもしれないですね。
この歩兵戦術が通用しなくなったのが20世紀の2つの世界大戦で、だから今から見るとクラウゼヴィッツの理論は骨董品としての価値はあるけど実践的な価値はもうないような気はしますね…。
とか軍事の素人が言うとミリタリーマニアの人に怒られるのかもしれませんが。
まあ暇つぶしに読む程度なら。