経済学の入門用基本書と言えば、伊藤元重教授の本をはじめとしてスティグリッツとかマンキューとかいろいろありますが、私としてはこれをお薦めしたい、『入門経済学・グラフ・数式のない教科書』(トマス・ソーウェル著)。
- 作者: トマスソーウェル,Thomas Sowell,加藤寛,堀越修
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2003/02
- メディア: 単行本
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文字通りグラフや数式がありません。
限界何とか費用とかそんな難解な用語もありません。
私のように数学アレルギーな文系人間でも十分読めます(ちなみにスティグリッツの基本書は序盤で挫折)。
物やサービスの「価格」が現代資本主義社会においてどのような重要な役目を果たしているか、さらに言えばなぜソビエト連邦が夢見た社会主義は成功しなかったかが、よくわかります。
これ読んだのは大学卒業直前くらいだったと思いますが、出会ってよかったと思う本の一つ。
もちろん、自由競争・新自由主義礼賛みたいになってて、実際には経済はそんなに単純じゃないぞと言う批判はあるのかもしれませんが、まあそこは入門書ということで。経済学がどういうものかと言うつかみにはなるのでいいかなと。
かなり前の本なので書店では置いてないでしょうね。