天帝シリーズ第5作、『天帝のあまかける墓姫』。
読みましたけど、まあ…ファンなら、ですね。
正直、船と飛行機に舞台が変わっただけで、前作『天帝のみぎわなる鳳翔』とやってることは変わらないような。
穴井戸栄子のガンダムオタ設定は何とかならないんですかね…。
内輪のメタなネタも寒いし。
結局のところは何かほとんど全滅というカタストロフィ状況になって、シリーズ第1作からの宿敵が黒幕で、ってのは全然変わらないですね。
前にも書きましたが黒幕キャラは出すぎるとそのシリーズ作品固有の犯人のインパクトを弱めちゃうのでやめてほしい。
ただ、少年法にちょっと問題を投げかけてるあたりは(決して保守一辺倒ではないですが)、さすがは元警察官の作者ですね。
一応はドキドキ読ませる文章力もすごい。
そうですね、ミステリ界のラーメン二郎のような(褒めすぎか?)。