みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

カルロス・ゴーンの逮捕

犯罪があったのか否かは今の段階ではよくわからないですが。

 

でも、何かマスコミの叩き方が一部おかしいとは思うんですよね。

特にコストカット、利益優先、高額報酬を叩いてる論調。それって逮捕された事実と関係ないじゃん、と思うわけです。

 

報告書の虚偽記載ってことは迷惑をかけてる相手は株主、投資家のはず。

「リストラされた元従業員の怒りの声」、関係ないじゃん、と。

リストラを責めるなら、むしろそのリストラを評価して投資した連中が悪いんじゃないのと思うわけです。日本人には絶対できない労組切りできて喜んでたのは誰なのかってことですね。ゴーンだけじゃない。というかゴーンは矢面に立っただけ。

 

その前から批判してて、逮捕されて「それ見たことか」ならまだ理解はできる。

でも、昨日まで大会社の会長ってことでヘコヘコして、有能な経営者ってことですごいってもてはやしてたような連中が手のひら返したように叩き始めるのは、何か見てて浅ましいというか衆愚と言われても仕方ないようなリテラシーだなと思いますね。

 

まあ、どうなるのかわからないですが、日本の刑事司法、特に捜査法が旧時代すぎてフランスから批判有るのは当然ですね。陰謀説を唱えられても仕方ない。規模が巨額であればあるほど、他の役員が知らないのはおかしいし。

 

司法取引も、日本のは他人の罪をある意味告発して自分が得する制度ですから、違和感あるのは当然。

不謹慎ですが、これを機にちょっとでも改善の機運ができればなあとか思ってます。