大人買いということでいろいろ買い集めてます、ついに購入したのがスーパーファミコンソフト『デュアルオーブⅡ』。
1994年アイマックス社製。
こっちは思い出のソフトとかではなく、初めて遊ぶゲームになります。
前作『デュアルオーブ 聖霊珠伝説』が個人的に割と気に入ったところもあったので、続編をやってみようじゃないかということで購入してみました。
前回記事
デュアルオーブ 聖霊珠伝説 その5(クリア) - みちのく砂丘Ⅱ
プレイ開始から約5時間。
…意外と普通に遊べます。軽く驚き。
前作『デュアルオーブ 聖霊珠伝説』の随所にあふれていた、全てが投げっぱなし感とか、製作者の軽い狂気を感じるレベルのゲームバランスとか、そういうのがどこにもない。
戦闘は易しいか普通。
ストーリーは、王道すぎる、というか大半がFF4、FF5、FF6のパ〇リみたいな展開だらけ。
砂漠を移動する城(FF6)、脇役の自己犠牲的な展開(主にFF4とFF5)、宿命を背負った記憶喪失のヒロイン(FF6)、盗賊と言いつつ割と正義なキャラ(FF6)、等々ですね。
でも、驚いたことに『デュアルオーブ』なのに、普通に面白いのです。パク〇ではあるけど同時に無難でもある。
前作『デュアルオーブ 聖霊珠伝説』のように、なぜかサラとアルペジーノの話がいきなり始まったりしないし、「さびれたやしき」に行ったらなぜか微妙に怖いセリフのメイドが進入を邪魔したりしない(しかもストーリー進んでから行ったらメイドが消えてるので何者だったのかちょっと怖い)。
エンカウントもちょっと高い程度で、理不尽なレベルではない。
何でしょうね、たとえるならば、暗くて変わり者だけど個性派で面白かった奴が、時を経て、あんまり面白みのない正統派の爽やか社会人になってた時のような。
あるいは、カオスだけど味のある街並みが時を経てドラッグストアやファーストフードチェーン店だらけの広い道路になってた時のような。
まあ、これはこれで楽しく遊べそうかも。
ちなみに序盤(中盤)のひとコマ。
前作『デュアルオーブ 聖霊珠伝説』では、加入時とエンディング以外はほぼセリフの無かった主人公キャラたちが、本作では会話しまくってくれます。
これもFF4~FF6の影響をもろに受けてますね(特にFF6とは、もしかしてスタッフ引き抜いたんじゃ…と思うくらいに似てます)
前作を遊んだことのある人なら見逃せない名前のキャラ「サラディン」。
前作ではサラディン(ゲームには登場しない、遥か昔の時代の英雄)の3つの武具を集めると、重要な封印が解けるというイベントがありました。
前作と何か関連するのかしないのか、今後の展開が少し楽しみです。