みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

第二次世界大戦ヒトラーの戦い(6)モスクワ・冬

1冊100円で買ったのをしばらく積んでありましたが、寒い季節になったので読み始めました。

 

(本書249頁の引用)

「将軍、ここで後退を許したら、ポーランド国境まで退却することになる。貴下も私も、前大戦では、フランダース戦場で頑張った。あの時の気持ちをとりもどしてほしい」

「失礼ですが、総統閣下。閣下は(摂氏)零下二十五度の戦場で戦った経験はないと思います」

 

 

 

 

 

モスクワを一気に攻め落とすことができず、ソ連との持久戦が続くうちに戦力も士気も下がり始める…。

弱気・悲観的な意見は敗北主義として退けられ、表向き勇ましいイエスマンが跋扈し始める…。

策謀と奇襲で英仏相手に互角以上の戦いを繰り広げてきたヒトラーが、ついに(それまで共存するのか闘うのかを曖昧にしてきた)ソ連を相手に戦いを始めるものの、それが退潮の始まりとなる、そういう巻です。

 

上手く回っていたはずの歯車が回らなくなり修正不可能になる。

ヒトラーも自分の位置を見失い始める。

悲惨な東方戦線、ピークを過ぎて滅びに向かうナチスドイツ。

 

飛ばし読みでしたが面白い巻でした。