超・今さらながら読んでみました、フロスト警部シリーズの第1作目『クリスマスのフロスト』。
これ2012年ころに買って以来、ずっと積んでましたね。少なくとも5年以上。
文庫版は1994年ですが、もともとは1984年の英国の推理小説です。
ロンドン郊外にあるデントンという田舎町で発生する数々の事件の謎を、普段は怠け者で事務仕事は苦手、見た目も冴えないフロスト警部が解決していくという物語です。
1984年ということを考えると、普段は冴えない名探偵役って言うのはこのフロスト警部あたりも発祥の一つかもしれないですね。
実は分厚いですが、前評判通り、面白かった。
事件も伏線も多いので、残りページ数少ないけど伏線全部回収できるの?と不安になるくらいでしたが、ちゃんと全部回収して終わりました。
小説のさらに原作はラジオドラマ作品(時代を感じますね)だったようで、長々説明しなくともセリフで誰の発言かが特定できるように書かれているのはいいですね。