コロナの話をした後はやっぱり緩めのオタク系で(2回目)。
これ実はちょっと遊んでは止め、の繰り返しで、数年レベルで詰んでましたが(ゲーム自体はもう22年前のゲーム)、これも部屋の片隅から引っ張り出して、ようやく1回だけクリアしました。
前回記事
『チョコレート♪キッス』とは異なり、セリフや展開のセンスは凄まじく古いです。
前回記事で紹介したほかにも、廊下でぶつかったところから生まれる出会いとか、おてんばな幼馴染に対してだけは異常なまでに鈍感な主人公とか、前回記事で書いた以外にも、あらゆるベタを極めようとしているかのように見えます。
ギャグもたいがい古く、頑張って半笑いになれれば良いね…というのが多い。
なので、ちょっと遊んだところで、駄目だベタすぎて耐えられん、となって止めてしまうことが続いていたわけです。
今回は耐えきって一度クリアしてみた。
でもやっぱりこのゲームはけっこう好きです。
文字フォントも背景の色塗りも、馥郁(ふくいく)たる90年代の香りがする。
シナリオから溢れるベタさは「史料」と言っていいレベルだと思う。
文学の古典を味わいながらちょっとずつ読む感じと言えばいいのか、年代物のワインをチビチビと飲む感じと言えばいいのか。
ヒューネックスという開発元会社が権利を譲ったのかわかりませんが、PS2版(ブロッコリー社から発売)もありますけど、やっぱりこれはPS1のヒューネックス版で時代感覚を楽しむべきと思います。
遊んでいると、何となく大学時代に戻ったような気分になれます。私だけかもしれませんが。