『名探偵コナン』のYoutube公式動画が、ついに小松未歩の『謎』がオープニングだった時代に来ました(1997年ころ)。
でも当時は小松未歩の曲はそんなに聴いてなかったです。
むしろ世間からは5年以上遅れて、大学4年生あたりから社会人初期ころまで、かなり集中的に聴いてました。
小松未歩に関しては情報が非常に少ないので、今どうしているのかという様々なうわさがあります。
でも、いちファンとして一番信ぴょう性が高いと思えるのは、「もともと非実在」説ですね。
非実在説は、「小松未歩」というのは、設定上は「小松未歩」という美人な女性シンガーが作詞・作曲と歌唱を全部ひとりでこなしているかのように見せていますが、ほんとうは実在の人物ではなくて、そういう人物が実在するかのように展開する複数人の合同プロジェクトであるという説です。
この非実在説にも細かいバリエーションはありますが、例を挙げれば、作詞・作曲は当時新進気鋭の女性音楽プロデューサーが匿名で務め、歌唱も匿名の女性歌手が務め、そしてアルバムジャケットとかに「小松未歩」として映っている女性は全く別のところから連れてきた(音楽関係ない)モデルさん、ということですね。
インターネットで非実在説を見たときはちょっと衝撃でしたが、でも、よくよく考えるとけっこう説得的ではあるんですね。
誰も小松未歩のライブを見た人はいない(というかライブ活動自体やったことがない)し、これだけ Youtube や Twitter が流行る時代になっても実在を確認できる手掛かりが何一つないので。
テレビに出ないアーティストは他にもいますが、小松未歩の場合、レコーディング風景とか、ファンへのメッセージとかも含めて、現実に喋ったり活動したりしてる姿をおさめた映像や音声が一切存在しないのです。
もう一つ言えば、楽曲がなかなか配信されたり公式動画化されたりしないのは、当時のプロジェクトに関与した複数人が権利を持っているから、と考えれば、辻褄は合うようにも思うわけです。
とか言って、プロフィールどおり実在して、普通に兵庫で暮らしてたら勝手に非実在にして申し訳ないですが。
でも、往年の名シンガーの晩節がイマイチなことになるケースもあることを考えれば、(合同プロジェクトゆえに)年取らない、全盛期の姿と歌唱がそのままで残っていくというのは、ある意味で非実在説にも夢があるのかも、と思います。