セガサターン版は2011年ころにちょっと気晴らしで遊んでみたんですが、プレイステーション版は5年以上積んでました。
隠れた名作と言われる、ときメモ系のゲームです。
コロナのご時世ですが小田急電鉄が「北海道→鹿児島」のツアーを企画したと聞いた時に、これを思い出しました。
久々に遊んでみると、名作と言われるだけはある。
日本縦断特急に乗ってるヒロイン総勢13名が次々入れ替わっていくのがなかなか良いのです。
普通に進めるとこんな感じです。
(カッコ内はその時の乗車人数です)
旭川で2名乗車(2)、札幌で1名乗車(3)、青森で1名乗車(4)、仙台で2名乗車(6)、東京で2名乗車&2名下車(6)、松本で1名下車(5)、金沢で2名乗車(7)、名古屋で1名乗車&3名下車(5)、大阪で2名下車(3)、京都で2名乗車(5)、広島では変動なし、博多で2名下車(3)
北海道から鹿児島まで通しで乗車しているのは主人公だけです。
どのヒロインも、下車していく時には(怒らせてない限り)あいさつに来てくれます。まさに一期一会、そんなにお気に入りのヒロインじゃなくても、下車していく時には少し寂しい気分になります。このあたりの演出はとても良い。
旅の終盤(九州あたり)になるべく寂寥感が出すぎないように意識しているのか、最後に残る3名のうち2名は作中でも最も騒がしいコメディっぽいキャラ(セリフも多い)になっています。
話の展開やセリフは90年代らしくベタですが、爽やかに徹しており、ヘンに重々しい展開はないので、その意味でも夏らしくていいです。
ただ、ランダム要素が強く、グッドエンドのために必要なイベントを見逃すことが良くある(見逃した時点でグッドエンド消滅)、選択肢が難しい上に一部の選択肢はミスった時点でグッドエンド消滅、セーブできるポイントが少なくやり直しがしづらい、等々があり、高難度ゲームとしても知られています。
どうしてもお目当てのヒロインとグッドエンドを迎えたいのなら、攻略サイトをチラ見しつつ、特急での移動時はなるべく自室に引きこもって、余計な出会いを避けるのが良いのですが、それをやってるとこのゲームならではの楽しさがないですからね。難しいところです。
これはゲーム中に出てくる仙台の画像。
1998年のゲームなので画像もその頃です。
今はPARCOのあるところにウイスキーのような看板と、〇富士の看板らしきものが見えますね…。
仙台駅は昔から変わりませんね。
ドット絵に時代を感じますが、一つ一つ、綺麗な絵を描き起こしているのは良いと思う。