みちのく砂丘Ⅱ

仕事とあまり関係ないことについて書きます。

その裁きは死

英国のミステリ作家、アンソニー・ホロヴィッツのホーソーン・シリーズ、第2作『その裁きは死』読みました。

2013年の作品で、2020年9月に邦訳されていました。

 

その裁きは死 (創元推理文庫)

その裁きは死 (創元推理文庫)

 

 

素晴らしかった。

 

第1作の『メインテーマは殺人』も面白かったんですが、犯人当てに関しては意外性があり過ぎて「いや、そんなの分かるわけねーよ」と思ってしまうところがあったのも事実。物語の終盤で明らかになる事実にウェイトがかかりすぎてて、若干アンフェアに感じたところがあったという意味です。

本作は、犯人当ての意外性もありますが、なぜその人物が犯人でなければならないのかという必然性も十分ありましたし、序盤からの伏線もしっかりしていて、思わず読み返してしまいました。あと、第1作よりも物語やキャラクターの設定に慣れたせいかもしれませんが、読みやすく感じました。

英国の離婚裁判実務にもだいぶ踏み込んでいるので、法学部卒とか、その業界の人には特に面白いかもしれない。

 

Kindle版でもいいのですが、実在の地名が頻繁に出てくる上に、地理的な位置関係がわからないと物語を100%楽しめないので、スマホ片手にGoogleMapを検索しながら文庫版を読むのが個人的お薦めです。