ジュンク堂仙台店での買い納めは『トム・ソーヤーの冒険』と『ハックルベリー・フィンの冒険』にしました。まあ、専門書とかもありかなと思ったけど、最後にこういう無邪気な冒険譚ってのもいいかなと思ったので。
ガチ読書家まではいかないにせよ比較的には読書家のつもりのところ、実は読んだことなかった。特に『トム・ソーヤーの冒険』は小学校とかで推奨されてたりしますけどね。
『トム・ソーヤーの冒険』と『ハックルベリー・フィンの冒険』の関係もわかっていなかったんですが、『トム・ソーヤーの冒険』でトムの仲間だったハックを主人公にした続編なんですね。
両方並行して読んでますが、『ハックルベリー・フィンの冒険』のほうがえぐい(子ども向けではない)言葉とか描写が多い気がする。もともと子ども向けの作品ではないようです。
ちなみに意外と古くて奴隷解放宣言前を舞台にしたお話(1830年~1840年)のようなので、人種差別語が頻出してます。今だと学校で推奨するのはけっこう厳しいのかも。
日本史だと1830年代は年号は天保とかで、大塩平八郎の乱があった年代のようなのですが(調べた)、日本も身分制度の時代ですからね。他国のことはどうこう言えない。
まあ、その時代にここまで堅苦しさを排して、現代でも通用するレベルの自由な文学があったってことはさすがアメリカだなと思います。