三部作の中では最後の記事になりますが、島田荘司先生の、刑事「吉敷竹史」シリーズの第1作『寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁』。
何故第1作なのに最後に記事にしたかというと、三部作の中で一番面白いと思ったためです。
電車の発着時刻とアリバイが問題となる正統派の鉄道ミステリ、そして正統派の警察小説。それだけではなく東京ー新潟-北海道を中心に、北の旅情があふれる内容となっており、その点も好みです。
結末のオチの付け方も良いし、「はやぶさ1/60」「出雲伝説7/8」「夕鶴2/3」の三部作の中では、初回作品にして一番良いと思いました。