久々にオタク系の記事も書きます。
トンキンハウス(学校教科書で有名な東京書籍グループの、ゲーム会社です)から1999年8月5日に発売されたゲーム。
オトナ要素無しの全年齢対応です(念のため)。
分かりやすく言うと「ときメモ+学園SFサスペンス」。
あくまでSFなので、オチはかなり現実離れしてます。「ペルソナ」にちょっと近いかも。
ただ、少し前に書いた『此花』シリーズ(本格推理との組み合わせ)よりはだいぶうまく組み合わさっている気がします。
現実の学園を舞台に、連続意識不明事件の謎を追う「現実編」(上の写真)と、妖精や雪女が平気で登場する「幻想編」がありますが、個人的には「現実編」のほうが好きです。
「幻想編」は精神年齢高いプレイヤーだとちょっと厳しいかもしれない。
でも、繰り返し遊ぶことで、現実編と幻想編が意外なところでリンクしていることがわかってくるわけです。
この辺の面白さは今でも通用するレベルだと思います。
レトロな実写背景が独特の緊張感を与えているところも良いゲームです。
シリーズとしては2までしか続かず(『Lの季節2』は遊んだことないです)、ゲームアーカイブスでも遊べないのですが、出荷本数が多かったのか、中古価格は安く、レア度は低めです。
ただ、今の時代にプレイステーション1のゲームで遊ぼうって人自体がいないと思いますので、どこかで「Sa・Gaコレクション」みたいに原作の雰囲気を崩さずに復刻してほしい作品でした。