気が滅入るような重いニュースが多い年の暮れですが。
そんな時だからこそファミコンのレトロな謎ゲーでもやってみようかなと。
そんなわけで前回記事からまる3年も積んでました、1989年にコトブキシステム(旧:ケムコ)から発売された『ホワイトライオン伝説』。
前回記事
前回記事ではほぼ愚痴しか書いてませんが、良いところ探しをすると、ドット絵の細かさとフィールド音楽はなかなか良いと思う。
ファミコン作品ではめずらしく、女の子が主人公のRPGです。
他に珍しい点としては、ドラクエ風のRPGですが経験値の概念がなく、宝箱に眠る「希望のかけら」を集めることでレベルアップしていきます。
必然的に、宝箱を取り逃すと厳しいゲームバランスなので、インターネットの攻略情報を見ながら進めてます。
ウィキペディアによると、当時、これは電通が仕掛けようとした、今でいうメディアミックス作品の一つだったそうですが、鳴かず飛ばずだったようです。
もしかしたらですが、普段ゲームを遊ばない女の子でも遊べるように、めんどうな経験値稼ぎを省いたプレイスタイルを志向しようとしたのかもしれません。
当時、ファミコンと言えばもっぱら男の子の娯楽という風潮でした。ファミコン持ってる女の子はけっこう珍しかったので。
しかし、妙に甘くないゲームバランスのせいで、結局は玄人向けの謎ゲーと化しているのは、夢の跡という趣があります。