『ファイナルファンタジーXⅢ』、なかなか面白くなってきました。
最初はバルス(ラピュタではなく)とかファルシとかルシとかの厨二感漂う独自用語を交えた会話がうそ寒く聴こえてましたが、大体理解してきました。
前回記事
以下、主要な用語を今さらまとめてみました。
・ファルシ ‐ 超常的な力を持つ神。唯一神ではなく八百万の神で、しょぼいのからすごいのまで存在する。
・ファルシ・エデン ‐ ファルシの頂点で、日本神話でいう天照大神。
・コクーン ‐ ファルシ・エデンが天空に創成した安全な理想郷。
・バルス ‐ 下界のこと。
・下界(バルス)のファルシ ‐ 穢れた神々。コクーンからは嫌悪されている。まれにコクーン内で発見される。
・ルシ ‐ コクーンに住んでいたが、下界のファルシの呪いの力で汚染された人々。下界のファルシから与えられた使命を果たしてもクリスタルの彫像にされ、使命を果たせなければシ骸(ゾンビのような存在)となるため、コクーンの人々からは「ルシになってしまう=死」とみられている。
・パージ ‐ コクーンを治める聖府の方針で、ルシになってしまった人々を下界に追放する(と言いつつやっていることは単なる集団虐〇)。追放時はパージ専用の列車に連行される。
・ボーダム ‐ 物語の端緒となる街。コクーン内にあり、賑やかな観光都市だったが、下界のファルシがボーダムの近くで発見されたことにより、ボーダムの住民及び観光客全員がルシ(汚染された)とみなされ、パージを受けることになった。ここから物語は始まる。
と、ここまで書いてみてですが、これ、2009年当時は何とも思わなかったですけど、今見るとけっこう今日的なテーマですよね。
まず下界のファルシが発掘された時に近くの街にいたというだけで汚染認定されてるところ。実際汚染されてルシになってるかどうかは別です。
また、汚染された人々を聖府が、安全なところから危険なところに追放(隔離)するというところ(しかも実際には隔離ではなくてこっそり虐〇)。
また、汚染された疑いのある人々(ルシではないかという人)に対するコクーンの人々のすさまじい差別意識。
なかなか…、ここ2年も世界を恐慌に陥れている問題とよく似てるなあと。
もしかしたら今こそ再評価されるべきゲームなのかもしれません。