全く別のゲーム実況動画を見ながら手元のPSPで二十数年ぶりに「ときめきメモリアル2」を遊ぶという我ながら器用かつだらけた休みでした。
「ときめきメモリアル2」は、当時も完全クリアしたわけじゃないので、実はそんなに思い入れはないんですね。良いゲームではあると思うんですけど、元祖「ときめきメモリアル」とドラマシリーズ3部作の出来が良すぎてちょっとインパクトは弱かった。
あと、2に顕著なんですけど、キャラ絵は元祖よりもアニメ寄りになったのに、背景などの色遣いがリアル方向に行ってしまったので、何か暗いイメージがあります。
例えば、雨の日の下校時。
おそろしく空が暗い。曇り空の時もこんな感じです。
この中で、暗い色調の髪のヒロイン(寿さんとか)が登場すると、制服の深緑も相まって画面全体がさらに暗い感じになります。
こういうゲームの世界に雨や曇り空の演出はいらない、とは言いませんが、ストーリー上あるいは演出上、意味のある雨や曇り空であってほしい。
ジャンル違うけど「ペルソナ4」とか、マイナーだけど「Memories Off」とか。
ゲームとしては良いんですが、演出面や映像面では、元祖の、特にドラマシリーズよりもちょっと退化した感じはします。
元祖はいかにも娯楽ゲームって感じで全体的に明るかったし、ドラマシリーズは「メタルギア」シリーズなど映画的演出で有名な小島秀夫チームが演出を担当していたらしいので、いま動画見てもなお良いと思えるものがある(思い出補正もあるかもしれないけど)。
やっぱり元祖だなあ、と思いますが、元祖が続いてれば良かったとか言うつもりはなくて、人気にまかせて過剰なグッズ展開とかをしないで、『旅立ちの詩』で締めたのは非常に良い判断だったと思います。