みちのく砂丘Ⅱ

仕事とあまり関係ないことについて書きます。

センチメンタルグラフティ その10(全クリア・感想&考察)

真面目な記事は書いたので、次はレトロギャルゲーの記事でも。

『センチメンタルグラフティ』、インドア生活の中で少しずつ進めて、ようやく12人全員クリアしました。

順番的には、青森、横浜、広島、(ここでPS3を買い換えたのでデータ初期化)札幌、金沢、仙台、京都、長崎、福岡、名古屋、高松、大阪。

そして記憶が薄れてた青森、広島をやり直して、最後にもう一度横浜をクリアしてヒロイン12名全員クリアのデータを完成しました。何か特典とか出るのかなと期待していたのですが、それは全然なし(笑)。達成感だけですね。まあ、それでこそセングラという気がします。

 

大阪の心斎橋の画面。

 

 

もうちょい旅行感のある写真は撮れなかったのか(しかも夏なのに写真の人々が冬の服装だし)とツッコミたくなりますが、このチープさもまた90年代のゲームという感じがして良いです。

 

横浜ヒロインはやっぱり難しかった。一番難しいのが長崎、次点が横浜だと思います。特に横浜はゲーム始めた初期に何度もチャレンジしたのですが、クリアできなくて何度もやり直したのが思い出深い。以前の記事で書いた攻略パターンにほぼ自力で気づいてからは順調でしたが。

以前の記事

センチメンタルグラフティ その8(攻略・内部数値に関する一試論) - みちのく砂丘Ⅱ

 

あと、上の記事を書いた後で気づいたのですが、もう一つ非常にゲームらしい仕掛けがしてありました。絞り込みはNGな反面、目当てのヒロインとはある程度マメに会って通常のイベントをあらかた見ておかないと、終盤(1998年1月)で、ハッピーエンドには絶対に必要な「最終回想イベント」が発生せず、通常のイベントばかり発生するという現象が起きます。

RPGのボス戦などで、本体の周囲にあるビットを全部破壊しておかないとボス本体にダメージを与えられないという仕掛けがされていることがありますが、あれと同じです。

通常イベント1つくらいなら残ってても何とかなります(最終回想イベントは確率で発生するので)。2つか3つだとちょっと厳しいですが、これまた「ロマサガ2」ばりのセーブ&ロードで何とかなることもある。ただ4つも5つも残っていると、クリアはほぼ不可能です。手広く遊び人をやり過ぎても逆に失敗するということですね。

 

だから、当時は特に演出やストーリー面でガッカリゲーだったと思いますが、ゲームとしての基幹の作りは(見た目の割に)意外としっかりしているのです。

攻略の仕方を見つければかなり効率的に進めることができる。ただ、ランダム要素が常に存在するので、攻略パターンを確立すればそれだけでいいというわけではない適度な手ごたえもある。このバランスがとても良かった。

 

ちなみに「センチメンタルグラフティ2」を知っていると、どんなハッピーエンドを迎えても「主人公よ、君はもうすぐ…」と言いたくなってしまいますが(笑)、2018年に20周年記念イベントで明かされた公式設定(?)では主人公が事故に遭ったのは海外で、実は生きていて日本に帰れないだけということのようです(後付け感満載ですが)。

 

ただ、「1」と「2」は、「シュタインズ・ゲート」や「Pretender」ではないですが、違う世界線の、つまりパラレルワールドのお話と考えたほうが良いでしょうね。

実際、『センチメンタルグラフティ2』のオープニングで悲劇に見舞われるときの主人公&ヒロイン達は高校3年生だと思うのですが(「2」では全員20歳で、2年前に何かが起きたことになっている、そして葬儀に出ているヒロイン達が制服姿)、待ち合わせ場所に来ない主人公を待っている福岡ヒロインの背景にあるライブハウスの日程表に「6/3」「6/4」と書いてあるのです。ということは、『センチメンタルグラフティ2』の世界線では『センチメンタルグラフティ1』の主人公は1997年6月上旬に何かの災禍に遭って、(後付けの公式設定どおり)生きていたとしても少なくともヒロイン達には会えなくなっている。

ただ、『センチメンタルグラフティ1』のゲーム内ではそんなイベントは全く起きないので(そもそも主人公がヒロイン達に手紙を出した結果の待ち合わせになっているが「1」のゲーム中で主人公は手紙を受け取る側であり自らヒロイン達に手紙を出すことは一度もない)、これは違う世界線、12のハッピーエンドでも12のノーマルエンドでも25番目の可能性(誰とも付き合わない)でもない、26番目の世界線だと思ったほうが解釈しやすい気がします。

 

お盆休みに何を書いているのかという感じではありますが、オープニングが「1」「2」それぞれ強烈なだけで、特に「1」は悪いゲームではないので、遊べる環境がある方には暇なときにお薦め(?)です。