あまり最新ゲームは買わないほうなのですが、Steamで『メタファー:リファンタジオ』がセールになっていたので購入してみました。
『ペルソナ』シリーズと同じチームで開発しているファンタジーRPGってことで、ちょっと遊んでみたかったので。
ゲームとしては『ペルソナ5』ベースですが、非常に面白い。
難度NORMALだと体感でやや厳しいバランスですが、敵の弱点を突いて有利な状況を作って倒していく、この真正面のRPGという感覚がとても良いです。
キャラクターは、若干あれですね、『ペルソナ5』が男性オタク向けだったのに対して、いわゆる腐女子(女性オタク)向けという感じはしますけど、悪くはない。
ただ、末尾で述べますが、ストーリーは、引き込まれはするけど、ちょい雑じゃない?と思う部分は結構多いです。
『ペルソナ5』でも現実世界を舞台にしてるので同じ問題がありましたけど、ファンタジーながら現実でいうと18~19世紀ころの近代国家的な政治も絡めちゃってるから、大人から見ると(たぶん中高生くらいから見ても)、「いやいや、そーはならないでしょ」と思っちゃうところは多い。
まあでも、あまり現実的でも、そもそもバトルする必然性というか正当性が薄くなっちゃうから、ある程度は仕方ないかなと。
しょっぱなの砂漠の場面で「すげー」ってなりました。写真じゃわからないですけど敵モンスターが群れをなして動いているのが見えたりして、異世界感満点。さすが最新ゲーム。
なお、右の高台に行けと言われた場面で、間違って左に行って初手全滅(笑)。
(ここから序盤ネタバレ)
ストーリーで「?」ってなったのが、序盤の山場と思われる部分です。
先代王の遺志で、選挙で次の王を決めることになったんですよね?
だとすると、悪役ポジションである〇〇も、人民の賛意を集めなければならないはず。明確な反逆者は処刑するとしても、あの物体(爆弾じゃないけどそれっぽいもの)を空から落として負傷した人民とか兵隊たちを、むしろ善人ぽく助けてあげるのが普通の行動パターンでは?と思うんですよね。
倒れた人の中には〇〇を内心で支持する人もいたかもしれないし、それらを放っておけば、ほかの人たちも〇〇はヤバいってことになって支持が下がるのは目に見えてるのに、恐怖と恨みをまき散らして去るってなんかおかしいと思いました。
まあ〇〇はどうやっても悪役なので、そういう立ち回りをすることになっちゃってて、それを修正できなかったのかな?
上にも書いた通りゲームとしては面白いのでそんなに気にするほどじゃないんですが、玉に瑕とはまさにこのことという感じもありますね。