みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

Broken Sleep

 

このブログでは割と頻繁に記事にしている、英国ブライトンのバンド、Fickle Friends の新曲です。

マイナーなバンドですが、全体的に、奇をてらわないスタンダードな(そしてちょっと古風な)ポップスという感じなので、しょっちゅう聴いてます。 

 

 


Fickle Friends - Broken Sleep (Official Audio)

 

この曲は明確に80年代を目指してきたなという感じですね。

なかなか良いと思いました。

 

果つる底なき

オリジナルは1998年、「半沢直樹」シリーズの池井戸潤先生のデビュー作です。

主人公は銀行員で支店の中堅どころ。不審な死を遂げた同僚の謎を追う、という物語です。

文庫版のカバーデザインが秀逸だと思います。

 

果つる底なき (講談社文庫)

果つる底なき (講談社文庫)

 

 

銀行に関わる事件ということで、登場人物の人物・性格設定に「半沢直樹」シリーズの原型が現れてますね。

例えば、左遷された主人公を気遣う先輩(西口)と主人公が電話で会話するシーンがあるのですが、さりげなく内部情報を教えてくれるあたり、しかもその内部情報が決定的とまでは言い難いあたり(優れたストーリーの技法だなと思います)、「半沢直樹」の渡真利と半沢の会話そっくりですね。

なので「半沢直樹」シリーズを2作品くらい読んでからのほうが面白いかもしれません。

 

賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編

もはや「中間管理職トネガワ」や「一日外出録ハンチョウ」などのスピンオフ作品のほうが面白くて、すっかり凋落した感のある「カイジ」本編です。

でもまあ、ワン・ポーカー編も第1巻でルールを理解してから読めば面白くはある。

 

賭博堕天録 カイジ  ワン・ポーカー編 14

賭博堕天録 カイジ ワン・ポーカー編 14

 

 

ただ、シンプルなはずのゲームなのに引き伸ばしすぎなんですね。

レイズするのか降りるのかでまるまる1巻使ってるところもあるし。

途中で、カイジが謎ルール(?)で復活するのも興ざめだし。

Eカードとか地下チンチロのようなわかりやすさはもうないですね。

 

 

ホワイトライオン伝説

普段は健康が取り柄の私ですが、最近、あまり体調がよくなく。

重いのはないんですが、各箇所の軽いのが累積して調子悪い感じです。

 

この前買ったこのゲームのせいか…。

というのは冗談ですが。

 

ホワイトライオン伝説

ホワイトライオン伝説

 

 

これはファミコンですが、思い出のゲームでもなんでもなく、ただ単に350円だったのと、ちょっとは悪い意味での前評判を知ってたので好奇心で買ってみました。

 

10分くらい遊んでみましたが、ストーリーが意味不明です。

ホワイトライオンを探しに行って失踪した両親(なぜ?)を探すため、主人公たる少女マリアが槍を持って旅に出るわけですが、槍は攻撃用ではなく精霊を呼び出すためのもので、マリアはアメリカの田舎風の現実世界からファンタジー世界に飛ばされます。

 

ストーリーが意味不明なだけならまだいいのですが、戦闘音楽がひどい。

ファンタジーな設定の割に、単調で暗くて何だか不安になるBGM。

ある意味面白くなるひどさなのでまた体調良くなったら書くかもしれません。

 

「ぼくのりりっくのぼうよみ」って

アーティスト「ぼくのりりっくのぼうよみ」が引退するらしいと少し前にニュースになってましたね。「天才」を辞するそうですが。

 

ぼくのりりっくのぼうよみ ‐ Sky's the limit

(公式動画)


ぼくのりりっくのぼうよみ - 「SKY's the limit」ミュージックビデオ

 

 

 

ジャスティン・ビーバーの Beauty and The beat を意識したって言うけど。

(↓旧ブログでも二度ほど記事にしたことのある動画)

 

Justin Bieber - Beauty And A Beat ft. Nicki Minaj

(公式動画)


Justin Bieber - Beauty And A Beat ft. Nicki Minaj

 

ジャスティン・ビーバーのほうが、粗削り感はありますが、あらゆる意味でハチャメチャな豪勢感は出てますね。「ぼくのりりっくのぼうよみ」のほうは丁寧だけどここまで突き抜けてはいない。

どうせこれを意識するなら、何か工夫して超えないと、ですね。

超えられないってことは、いくら天才を気取ってもそれまでってことで。

 

ちなみに Beauty And A Beat はMVが悪目立ちしちゃってるけど、曲自体が素晴らしいです。

このカバーが最高。原曲に対する愛が感じられますが、原曲を超えてます。

 

"Beauty And A Beat" - Justin Bieber (Alex Goot, Kurt Schneider, and Chrissy Costanza Cover)


"Beauty And A Beat" - Justin Bieber (Alex Goot, Kurt Schneider, and Chrissy Costanza Cover)

 

もちろんジャスティン・ビーバーだって一人で成り上がったわけじゃないだろうし、今はメンタル的にひどいことになってるようですが、曲だけでもここまで愛されるようになってこその才能・才覚、「天才」だと思うわけで。

 

ぼくのりりっくのぼうよみ」の人は、普通に優秀なトラックメイカーかもしれませんが、たぶん「天才」ではないと思うわけです。