みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

小説・ミステリ

ブラック・オパールの秘密

山村美紗の探偵キャサリンシリーズです。 キャサリンシリーズって適役がいないせいかあまりそのままではドラマ化されてない気もします(調べてみたら、かたせ梨乃がキャサリン役で、設定を変えてあるんですね)。 ブラックオパールの秘密 (講談社文庫) 作者:…

平家伝説殺人ツアー

山村美紗先生の1992年作品『平家伝説殺人ツアー』。 これもまた、面白かったです。 40代になってようやくトラベルミステリーの良さを理解してきました。 館&密室の本格ものも良いのですが、読むたび肩が凝るところもあるので。 平家伝説殺人ツアー (講談社…

十津川警部 金沢・絢爛たる殺人

西村京太郎の十津川警部シリーズ、『十津川警部 金沢・絢爛たる殺人』も読みました。 十津川警部 金沢・絢爛たる殺人 (講談社文庫) 作者:西村京太郎 講談社 Amazon でも、何かイマイチ?というか、題名の割には旅情もなく消化不良な結末でした。 いつの作品…

最終ひかり号の女

西村京太郎のトラベルミステリー短編集『最終ひかり号の女』も読みました。 4作品、いずれもスピーディーな展開ですが、旅情は長編のほうがありますね。 最終ひかり号の女 (講談社文庫) 作者:西村京太郎 講談社 Amazon しかし十津川警部の周囲の人々も巻き…

阿蘇殺人ルート

特に旅行に行くこともない連休でして、まあ小説だけでも旅行情緒を…という感じで読んでみました、西村京太郎『阿蘇殺人ルート』。1989年の作品だそうです。 表紙絵がもう昭和な感じですが、こういうのも好きです。 阿蘇殺人ルート (講談社文庫) 作者:西村京…

流行作家殺人事件

赤川次郎の大貫警部シリーズ(?)中篇集です。1994年から1995年の作品。 どうしようもないダメ警部が運の良さでいつの間にか事件を解決、コメディ調推理です。 流行作家殺人事件 (講談社文庫) 作者:赤川次郎 講談社 Amazon 随所に時代を感じる内容です。 19…

柩の花嫁 聖なる血の城

90年代に活躍した推理小説作家、黒崎緑先生の『柩の花嫁 聖なる血の城』。 1993年の作品で、舞台はフランスですが登場人物はほぼ全員日本人(旅行者)です。 実は黒崎緑先生の作品は読んだこともなく初見。 私が推理小説にハマり始めたのは90年代後半でした…

ギリシャ棺の謎

エラリイ・クイーンの国名シリーズ第4作『ギリシャ棺の謎』。 おそらくシリーズ中最大のボリュームをほこる作品であり、正月くらいから、途中まで読み進めては最初から読み直し、三度目の正直でようやく完走しました。 ギリシャ棺の謎【新訳版】 (創元推理…

オランダ靴の謎(再読)

エラリイ・クイーンの国名シリーズ3作目『オランダ靴の謎』。 ちょうど10年くらい前に読みました。再読。 20世紀ニューヨークの病院を舞台にした事件です。 オランダ靴の謎【新訳版】 (創元推理文庫) 作者:エラリー・クイーン 東京創元社 Amazon 記憶力がイ…

弥勒の掌

我孫子武丸先生の『弥勒の掌』。 もともとは、2000年前後、文藝春秋社「本格ミステリ・マスターズ」という、当時のミステリ作家さん達がそれぞれの作品を持ち寄ったシリーズの一つで、ちょっとカッコイイ装丁のシリーズでした。 歌野正午『葉桜の季節に君を…

法月綸太郎の事件簿 都市伝説パズル

法月綸太郎『法月綸太郎の功績』などに収録の短編4作品がコミカライズされた書籍です。 表題作「都市伝説パズル」は短いですが、わかりやすくて面白いですね。 ちょっと思った(小説でも読んだけど漫画になると改めて気付いた)けど、「世界の神秘を知る男…

蒼海館の殺人

続けて読んでみました、阿津川辰海『蒼海館の殺人』。 前作のネタバレはないですが、前作を読んでないと名探偵がなぜ「こう」なっているのかがよくわからないと思いますので、前作『紅蓮館の殺人』読んでからのほうが良いですね。 蒼海館の殺人 〈館四重奏〉…

紅蓮館の殺人

だいぶ積んでましたが、読んでみました。 阿津川辰海『紅蓮館の殺人』。 ジュヴナイル要素の強めな本格推理です。 紅蓮館の殺人 〈館四重奏〉 (講談社タイガ) 作者:阿津川辰海 講談社 Amazon 感想としては、面白かった。久々に深夜まで夜更しして最後まで読…

魅せられた美女

江戸川乱歩『十字路』のテレビドラマ版。天知茂主演の1980年作品。 映画(三國連太郎主演)もありますが、映画ではなくテレビのサスペンスドラマです。 Amazonプライムで見られます。昭和の雰囲気が色濃い。 江戸川乱歩シリーズ 魅せられた美女 天知茂 Amazo…

国盗り物語 第一巻

司馬遼太郎のデビュー作『国盗り物語』。 全4巻の第一巻を読んでみました。 齋藤道三が主人公で、下剋上が描かれています。 ただ、まあ、何か『関ケ原』『城塞』と比べると、まだ織田信長が登場する前の時代(資料が少ない)ということなのか、創作っぽい悪…

グリーン家殺人事件(新訳)

ヴァン・ダインの古典『グリーン家殺人事件』の新訳版が出ていたので購入、早速読んでみました。 旧版よりも、だいぶ読みやすいですね。旧版は10年前くらいに読んでみていたのですが、その時よりも情景や人間関係がよく理解できました。 ファイロ・ヴァンス…

シャム双生児の秘密

エラリイ・クイーンの国名シリーズ、全9作品中の第7作『シャム双生児の秘密』です。 創元推理文庫の新訳版はまだ出版されていないみたいなので(期待はしていますが)、ハヤカワ・ミステリ版を電子書籍で読みました。 シャム双生児の秘密 作者:エラリイ ク…

京都「洛北屋敷」の殺人

出版社が違いますが、こちらが「風水探偵 桜子」シリーズの第1作。 この1作目が光文社で、2作目が角川書店というのが、何かあったんですかね。 なお、サスペンスドラマにしやすい(映像化しやすい)内容であるためか、かつては沢口靖子主演でドラマ化もさ…

風水探偵 桜子 風水京都・竹の殺人

平成時代のややマイナーな推理小説作家、姉小路祐先生の「風水探偵桜子」シリーズ第2作にして最終作です。 2002年作品。 庭師である桜子が文字通り「京都」「風水」の2大知識を駆使して名家を舞台に起きる殺人事件の謎を解いていきます。 風水探偵 桜子 風…

メルカトル悪人狩り

これもだいぶ積んでましたが読破しました、『メルカトル悪人狩り』。 名探偵ではない「銘探偵」メルカトル鮎が相変わらず倫理無視で傍若無人な活躍を繰り広げています。 メルカトル悪人狩り (講談社文庫) 作者:麻耶雄嵩 講談社 Amazon ネタバレ(?)になり…

スペイン岬の秘密

エラリイ・クイーンの国名シリーズ、全9作品中の最終作品です(『日本庭園の謎』は日本の出版社が国名シリーズっぽい名前を付けただけなので、正式にはスペインが最後です)。 前にも書いたようにシリーズは序盤から中盤のほうが面白いと相場が決まっている…

法廷遊戯

五十嵐律人『法廷遊戯』。 今度は映画化もされたんですかね。 本物の弁護士が書いたという推理小説ですが、読んだことはなかったのです。 今回初めて読んでみました。 法廷遊戯 (講談社文庫) 作者:五十嵐律人 講談社 Amazon けっこうシリアス系というか、そ…

隻眼の少女 (コミック)

これはまたすごい作品がコミカライズされましたね…。 表紙や、首切り○人事件というテーマは派手派手しいですが、中盤までの展開は意外と地味です。 雪の寒村が舞台なので、今の季節に合いそう。 隻眼の少女 上 (文春e-book) 作者:麻耶雄嵩,pikomaro 文藝春秋…

でぃすぺる

『屍人荘の殺人』の今村昌弘先生による2023年の新作『でぃすぺる』。 紹介文にあるように、本格ミステリとオカルトとジュヴナイルの合わせ技。 でぃすぺる (文春e-book) 作者:今村 昌弘 文藝春秋 Amazon 本格ミステリを期待すると…? という部分はありますが…

『反逆』 その2

半年前くらいに少し読んで積んでましたが、また読みはじめました、遠藤周作の歴史小説『反逆』。 戦国無双3Zの時代と同じなので、登場人物イメージも無双シリーズですが。 ついでに言えばドラゴンクエストⅢのメタル狩りのお供にちょうど良い。 荒木村重が…

鵺の碑 読了(イマイチ?)

(ファンの方にはすみません、批判的な記事です) 『鵺の碑』、読み切りました。 まあ、悪いとは言わないんですけど、長い。 長さも登場人物も3分の1くらいでちょうど良いくらいです。名物、小箱のようなサイズのノベルス本で展開する必要はなかったかなと…

黒死荘の殺人

カーター・ディクスン(ディクスン・カー)の古典的名作推理小説です。 完璧な密室殺人の謎。 古典的推理小説だと、大抵、先に現代の推理小説や推理漫画で似たトリックを見たことがあったりもするので新鮮味はなかったりするのですが、この作品のトリックは…

エジプト十字架の謎

週末はだいぶ長距離を移動したので暇つぶしに文庫版を読んでいました(皆さまお疲れさまでした、楽しかったです)。 電子書籍の時代ですが、スマホの電池消費を気にしなくてもいい文庫版もたまにはいいものです。 エラリイ・クイーンの国名シリーズ第5作『…

日本庭園の秘密

エラリイ・クイーンの国名シリーズ…かと思いきや、国名シリーズではない長編です。 英語版が The Door Between というタイトルのところ、和訳した際に『日本庭園の秘密』とか『ニッポン樫鳥の謎』と訳して国名シリーズっぽくしてあるわけですね。 出版社の意…

犬神家の一族(映画)

Youtube で市川崑監督の『犬神家の一族』(1976)が期間限定公開中です。 (あと一週間くらいか) www.youtube.com 素晴らしい。 犬神家の一族(1976) 石坂浩二 Amazon 逆さ足が全ての象徴みたいになってるのがちょっと面白いですね。