みちのく砂丘Ⅱ

仕事とあまり関係ないことについて書きます。

小説・ミステリ

クビシメロマンチスト(再々読)

何度目か分かりませんが再読しました、西尾維新の2002年の作品『クビシメロマンチスト』。何年かおきに読んでますが、最近また読みたくなった。 もう4、5回は読んでるので、オチだけでなく展開も伏線もほぼ全部覚えてるのですが、それでも読み返したくなる…

宿命と真実の炎

貫井徳郎先生の西條輝司(こうじ)シリーズ第2作、『宿命と真実の炎』。 実は、第1作『後悔と真実の色』はまだ読んでないのですが、以前にkindleでセールやってたのでとりあえず買ってみて積んでいたのでした。 宿命と真実の炎 (幻冬舎文庫) 作者:貫井徳郎…

たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説

2020年の各社ミステリランキングで1位だった、辻真先『たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説』、遅ればせながら読んでみました。 たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説 作者:辻 真先 東京創元社 Amazon 推理部分は割と薄味だった気がする。 推理小…

人形式モナリザ

瀬在丸紅子が主人公のVシリーズ2作目『人形式モナリザ』。 かなり久しぶりに再読しました。 でも、やっぱりこれは、単体作品としては駄作だと思いますね(個人の見解ですが)。 ネット上の評判は意外と高かったりもするんだけど。 人形式モナリザ (講談社…

江神二郎の洞察

単行本は2012年発売だったのですが、なぜか10年近く積んでました。 有栖川有栖の江神二郎シリーズ短編集『江神二郎の洞察』。 有栖川有栖の小説は、有栖川有栖(作家と同名のワトソン役)が学生の時代を描いた江神二郎シリーズと、社会人(作家)になった後…

武家屋敷の殺人

この作家さんのミステリを読むのは『十三回忌』『厄殺のロンド』に続いて三作目です、『武家屋敷の殺人』 そんなにファンってわけじゃないけど何となく。 武家屋敷の殺人 (講談社文庫) 作者:小島正樹 講談社 Amazon まあでもやっぱりー…。イマイチでしたね。…

金田一37歳の事件簿(タワマン編・追記) 

第10巻まで発売されてるので徐々に読んでます。 前回記事からちょっと戻ってタワマン編。 金田一37歳の事件簿(3) (イブニングコミックス) 作者:天樹征丸,さとうふみや 講談社 Amazon 旧シリーズで準レギュラーの刑事役だった剣持警部はさすがに引退。 …

黒猫の三角

このまえ、森博嗣Vシリーズの8作目『捩れ屋敷の利鈍』を読んで、9作目『朽ちる散る落ちる』と10作目『赤緑黒白』をまだ読んでないわけですが、よく考えたら1作目を読んだのが約20年前、6作目を読んだのが17年ほど前、7作目を読んだのが6年前だった…

プラトン学園(ネタバレあり)

(分類としてはミステリー小説ですがネタバレありの記事なので注意!) 主人公は、教育学部の4年生。 実直ですが不器用でボンクラ気味なので一人だけ就職先が決まらなかったところ、日本海に浮かぶ離島にある「プラトン学園」という私立の中高一貫校に就職…

捩れ屋敷の利鈍

森博嗣のVシリーズ(瀬在丸紅子シリーズ)第8作『捩れ屋敷の利鈍』。 2002年に初版本を買って以来…20年近くずっと積んでましたね。 Vシリーズはこれと前作の『六人の超音波科学者』でかなり止まってたので、この自粛期間(最近「自粛」って言わないですね。…

冬のフロスト

全6作のフロスト警部シリーズ、第5作『冬のフロスト』読みました。 相も変わらず3つか4つの事件が絡み合う中でドタバタ推理劇が展開されます。 第1作のネタバレっぽいフレーズも出てきますので、第1作から第4作を読んでいることが必須ですね。 ちょっ…

竹馬男の犯罪

井上雅彦『竹馬男の犯罪』。 けっこう古く、1993年の推理小説です。2007年に復刻されています。 竹馬男の犯罪 綾辻・有栖川 復刊セレクション (講談社ノベルス) 作者:井上 雅彦 発売日: 2007/11/07 メディア: 新書 奇想絢爛(造語です)。 山奥の養老院とい…

カフカの「城」 その1

寒い冬の夜にはカフカの「城」が合います。 kindleで、青空文庫の無料のもあります。 よく言われるとおり、そんな面白い小説ではない。 でも面白くないからこそ、重厚なものを読む気力がない時でも何となく読めるというか。 ちなみに有料の角川文庫版(下記…

その孤島の名は、虚

昨年に文庫化された、古野まほろ『その孤島の名は、虚』。 ちょっと気になっていたのでKIndleで読んでみました。 吹奏楽部に所属する女子高生達がいきなり、どこだかわからない孤島に飛ばされるというトンデモ展開から始まる、異世界SFファンタジー+ミステ…

殺しの双曲線

自宅で休みつつ、kindleでこれを読んでました。 西村京太郎『殺しの双曲線』。 トラベルミステリーで有名な西村京太郎先生ですが、これはトラベルはほぼ関係なく、西村ミステリには珍しい、「吹雪の山荘」ものです。 新装版 殺しの双曲線 (講談社文庫) 作者:…

終着駅殺人事件

西村京太郎の十都川警部シリーズを、さらに読んでみました。 これも名作と言われてます、『終着駅殺人事件』。 終着駅というのは物語の第二の舞台となる青森から東北本線で出てきた時の終着駅、上野駅ですね。 まだ東北新幹線がなくて寝台特急で移動してた時…

天河伝説殺人事件

『天河伝説殺人事件』という1991年の映画です。 内田康夫の浅見光彦シリーズの、たぶん唯一の映画化かな? Amazonで安価でレンタルできました。 天河伝説殺人事件 発売日: 2015/09/21 メディア: Prime Video 当時小学生くらいでしたけど、すごい宣伝されてた…

不連続殺人事件(映画)

昭和レトロなものをもう一作、と思ったので、Amazon映画(レンタル)で見てみました、坂口安吾原作(1947年)、1977年の映画『不連続殺人事件』。 小説版は昔一度チャレンジしようと思ったんですが、登場人物が多すぎて整理できなくなり、諦めました。 Amazo…

寝台特急(ブルートレイン)殺人事件

寒い夜に暖かい部屋で推理小説を読むのも乙なものです。 最近 Kindle でポイント還元キャンペーンやってて、旧作の推理小説がお安く手に入るので読んでみました、1978年の西村京太郎鉄道ミステリー第1作、『寝台特急(ブルートレイン)殺人事件』。 寝台特…

その裁きは死

英国のミステリ作家、アンソニー・ホロヴィッツのホーソーン・シリーズ、第2作『その裁きは死』読みました。 2013年の作品で、2020年9月に邦訳されていました。 その裁きは死 (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 発売日: 2020/09/10 メディア: …

medium 霊媒探偵城塚翡翠

前々から本屋で「2019-2020年ベストミステリ」みたいな感じで売り出されてたので気になってはいました。 それで今回、kindleで購入して読んでみたわけですが…。 medium 霊媒探偵城塚翡翠 作者:相沢沙呼 発売日: 2019/09/11 メディア: Kindle版 面白か…

異次元の色彩(宇宙からの色)&ダンウィッチの怪

クトゥルー神話の短編集です。 とりあえず「異次元の色彩(宇宙からの色)」と「ダンウィッチの怪」は読みました。 短いながらも文章の密度が濃いというかボリュームはあるので、またしばらくしたら次も読むかもしれないけど。 インスマスの影―クトゥルー神…

黒祠の島(再読)

かなり前に 一度読みましたが、忘れていたので再読しました。 小野不由美『黒祠の島』。 黒祠の島 (祥伝社文庫) 作者:小野 不由美 発売日: 2004/06/01 メディア: 文庫 前に読んですごくおもしろかった記憶があったんですが、もう一回読み直してもやっぱり面…

三四郎(マーガレットコミックス)

夏目漱石の前期三部作、最初の作品『三四郎』の文庫化バージョンです。 漫画としては洗練されていて、なかなか読みやすかった。 三四郎 (マーガレットコミックスDIGITAL) 作者:夏目漱石,加藤礼次朗 発売日: 2015/12/01 メディア: Kindle版 ただ、あえて、だ…

行人(夏目漱石)

最初に読んだのが高2の秋ころだったのですが、秋になると、たまにふと読みたくなりますね。 行人 (新潮文庫) 作者:漱石, 夏目 発売日: 1952/03/24 メディア: 文庫 何度か書いてますが、夏目漱石作品の中では一番好きです。 面白いかというと、ストーリー的…

メインテーマは殺人

今さらながらアンソニー・ホロヴィッツの『メインテーマは殺人』を読みました。 シリーズ第二作の『その裁きは死』もいずれ読もうかな、と。 メインテーマは殺人 ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 発売日: …

理由

1998年のベストセラーにして直木賞受賞作。 大学時代は、何か難しそうだなと思って、読まなかったですね。 法学部生のくせに、難しいのは嫌いだった。 その後もちょっと読もうとして序盤で挫折したような。 当時はやっぱり森博嗣とか京極夏彦みたいな、いか…

夏と冬の奏鳴曲(全ネタバレあり)

麻耶雄嵩の伝説的作品『夏と冬の奏鳴曲』。 最初に読んだのは大学時代の帰省の特急列車の中だったかな…。 今まで読んだ中で最も後味の悪い推理小説の一つです。 つまらないとかではなく、単純に終わり方がイヤすぎる(鬱すぎる)という。 銘探偵(名探偵では…

カナダ金貨の謎

有栖川有栖先生の国名シリーズ第10作にして最新作『カナダ時計の謎』、だいぶ前に買ってたんですが、ようやく読了しました。 カナダ金貨の謎 (講談社ノベルス) 作者:有栖川 有栖 発売日: 2019/09/20 メディア: 新書 まあ無難に面白いのが多かったかな。 一番…

ペルシャ猫の謎

有栖川有栖の国名シリーズ第5弾、『ペルシャ猫の謎』。 火村英生シリーズの90年代中盤から後半にかけての作品が収録された短編集です。 これもだいぶ前に一度か二度は読んでましたが全部忘れていたので、再読しました。 ペルシャ猫の謎 (講談社文庫) 作者:…