1973年(昭和48年)出版の『現代青年論』(有斐閣双書)をAmazonで入手しました。
なかなか面白い。骨董品的な価値というか。
ここで語られてる「現代青年」っていうのは1973年当時の青年なので、当時仮に18歳だとしたら今は61歳ですね。
はしがきにいきなり
「つい1年半ほど前におこった連合赤軍派の浅間山荘銃撃戦や集団リンチ殺人事件といった衝撃的なできごとでさえ、いまではうたかたのように消えさって、それを語る人はほとんどいない。」
という一文。
これだけでもう、にわかながら昭和史・戦後史ファン(?)としては沸き立つものがあります。
他にもヒッピーとかカミナリ族に関する言及もある。
当時の有斐閣双書はカバーがなくて箱入りなんですね。
こういうの読むと、時代は進んだけど日本人って根本的にはそんなに変わってないのかも、と思いますね。