みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

検証 バブル失政

もう一冊読んでみました、バブル史の本。 

 

 

ちょっと前に読んだ『バブル 日本迷走の原点』は民間側からの歴史なのに比べて、この『検証 バブル失政 エリートたちはなぜ誤ったのか』は主に日銀、大蔵省側から見た歴史です。

米国の利下げ圧力に負けて公定歩合の上げ時を失った歴史、それと民間の土地投機の引き締め時を見失った歴史ですね。

でも誰か一人を非難するでもなく誰か一人を称賛するでもなく、そこら辺はフェアな書き方だと思います。

 

昭和~平成初期の官僚や日銀マンの矜持が随所に感じられますね。

みんな、バブル経済とその崩壊を食い止められなかったけど、各々一生懸命に誇りをもって仕事していたんだなあと。