図書館で借りてきました、『近代立憲主義と現代国家』。
樋口陽一先生の1970年代の書籍の復刻です。
フランス共和制下の憲法論争をもとに、現代日本の憲法論にも参考になる話が展開されています。
まあ専門じゃないのであまり難しいことはわからなかったんですが、でもフランスの憲法論争の昔からの水準の高さはわかった。
ちなみにけっこう横文字言葉が多いのでスマホ(辞書代わり)が手放せませんでした。
昔の学生さんは広辞苑と外来語辞典をわきに置いて、こういうの読んでたんですかね…。
調べて覚えた言葉
「ザッハリッヒ」即物的な。事物に即した。
「アンガジュマン」(主に反権力的な)社会運動
「プレビシット」民意を示す人民投票をレファレンダムというのに対して、権力者が自分のやりたいことを人々に追認させる機能を持つ(言ってみれば茶番的な)人民投票をプレビシットというらしい。
他にもいろいろありました。
昭和の学生の苦労を知るにはいいかも。