「ズッコケ三人組」シリーズで有名な那須正幹先生の、短編集です。
電子書籍でも購入可能になっていました。
「ズッコケ三人組」のイメージで読むと、けっこう面食らうかもしれません。
全体的にダークだったり鬱展開で後味が悪いストーリーが多いです。
児童文学家としての那須正幹先生ではない、ダークサイドが前面に出ています。
鬱なストーリーが好きな方もいると思うので、そういう方にはお薦めです。
唯一そこまで後味が悪くもないのが、私の世代では教科書にも掲載されていた「まぼろしの町」。これは懐かしかった。
今読むと、そういえばドラクエにもこういう話があったなあ…。当時は気づかなかったけど、元ネタはこれだったのかも、と思いました。