みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

1619kHz

 

怪奇系エレクトロ?でしょうか。

ちょっと不気味な感じ。

 

Chouchou ‐ 1619kHz

(公式動画)


Chouchou - 1619kHz

 

もうちょい夏に紹介したほうが肝試しっぽくて良かったかもしれないですね。

でも、途中のちょっとだけ入る歌声は良い感じだと思いました。

 

 

大貝獣物語 その1

中古ソフトで買いました(700円くらいだったけど)、ハドソンのスーパーファミコンソフト、『大貝獣物語』。

 

だいぶ前に記事を書いた気がしますが、中学生くらいの時に、その時も中古で買って(2980円くらいだった気が…)、一度クリア直前まで行ったんですけど、最後のダンジョンで進めないところがあってそこで積んでしまったままだったのです。

 

この攻略本も当時読んだのですが最後のダンジョンのことは書かれてなかったのです。

ソフトメーカーと出版社の協定だったのかもしれませんが、ラストダンジョンやラスボスのネタバレは書かないことになっていたんですね。ドラクエの攻略本とかも全部そうだった。

 

大貝獣物語必勝攻略法 (スーパーファミコン完璧攻略シリーズ)

大貝獣物語必勝攻略法 (スーパーファミコン完璧攻略シリーズ)

 

 

20年以上ぶりの再チャレンジ。今度こそクリアするぞと。

 

ゲーム自体は操作性も良くバランスも良い、全体として目立った不満のない仕上がりです。スーパーファミコン時代の名作RPGの一つと言われています(ちなみに『大貝獣物語Ⅱ』は遊んだことないですが微妙な出来らしい)。

終盤に「みんなのトラウマ」呼ばわりされる某ダンジョンがありますが、基本は割とほのぼのムード+お使い中心の王道RPG的な展開(どこの街に行くには〇〇の洞窟で何かを取ってこないといけないとか)で進みます。

 

まあ、ちょくちょく、ちょっと暗く不気味なセンスを感じるところはありますね。

 

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こんなテキスト、今のほんわか萌え系RPGでは見られないでしょうね。

ちなみにこのセリフの意味はすぐ後に分かります。

 

このゲーム、冒険に連れていく仲間を選べるシステムになっています。

遊んだことがある人が上の写真を見ればわかると思いますが、連れている仲間はキララ(王女)、ガロウ(獣人)、リンダ(僧侶)ですね。

 

このゲーム、キララとガロウは外せないですね…。

ニコニコ動画でゆっくり実況でリアルタイムアタックしてる動画(あのシリーズ面白いですよね)でも、キララとガロウは当然のごとく選んでましたね。

キララはMPが多いので攻撃魔法だけではなく回復役として有能なうえに、腕力もあるので通常攻撃もそこそこできる。HPが少し低いのが気になる程度ですね。

ガロウは問答無用レベルの攻撃力ですね。防御面の不安は防御アップ魔法とかで何とかするとして、ガロウがいるだけで戦いが相当楽になります。

この2人は選んだ人多いんじゃないかなあ。あと1人はお好みで。

 

とりあえず中盤くらいまでは来たので20年越しのクリアを目指してみてます。

 

 

Clear(Salley)

Salley の 3rd アルバム「Clear」。

Amazonのデジタルミュージックで購入してみました。 

 

Clear(通常盤)

Clear(通常盤)

 

 

ただ、このアルバムまで来るともうヒット曲がないのです。

どの曲も地味か、2nd アルバムまでの曲(全部聴いた)との違いがわからない曲が多い。

ちょっと、お、と思うのは「SPECTRUM」かな。完全にエレクトロ・ポップに振り切った曲でそれまでの曲と比べて実験的な感じですが、こういう方向性でもう一度売り出してたら何とかなったかもと思わされます。

今は再生数も少ない Youtuber みたいなことをしているようですけど、この独特の歌声がメジャーにならないのは寂しいですね…。

 

法月綸太郎の冒険

これも最近読みました、法月綸太郎法月綸太郎の冒険』。

 

法月綸太郎の冒険 (講談社文庫)

法月綸太郎の冒険 (講談社文庫)

 

 

90年代前半の小説だけあって、さすがに今読むと古さを感じますね…。

しかも前半は全体的に後味がめちゃくちゃ悪かったり残虐な事件が多くて、後半はうって変わって図書館での蔵書をめぐる日常生活の中の事件とか軽くなるのが何だか。

バランスとろうとしたのかなあ。

 

 

碆霊の如き祀るもの

お、刀城言耶シリーズの最新作、と思って最近購入して読んでました、『碆霊の如き祀るもの』(はえだまのごときまつるもの)。

もう表紙からして怖いですけどね。ホラー本格推理。

 

碆霊の如き祀るもの (ミステリー・リーグ)
 

 

でも、今回はイマイチですね。

怖いのは最初の4つの怪談(のちに事件の鍵となる)だけで、その後の本編が全然怖くない。

原因は、ワトソン役兼ヒロイン役の女性記者、祖父江偲(そふえ・しの)ですね。

犀川助教授に対する西之園萌絵みたいな役回りなんですけど、刀城言耶と祖父江偲の下手なラブコメみたいなやり取りが一々冗長すぎて、この刀城言耶シリーズが本来有していた、ひそやかな恐怖感がかなり台無しになってます。本編最初の山歩きシーンで一度挫折しました。

 

刀城言耶シリーズは、一応昭和の、まだインターネットもストリートビューもない、山奥に地図にない村なんかが残ってそうな時代の物語ということなんですが、祖父江偲の話し方や思考様式が現代風過ぎて台無しなのです。

犀川助教授に対する西之園萌絵は、ワガママなところもありますが基本賢くて話の流れを邪魔しない程度なので気にならないのですが、祖父江偲は…。

前にもどっかで書いたかもしれませんが、シリーズ1作目「厭魅の如き憑くもの」の頃は本当に怖かったんですよ。

それが変なヒロインの登場で台無しという…。

ブコメラノベ風推理でやってほしいなと。

 

あと、推理部分も…。

悪くはないんですけど、見取り図付けてほしい。特に物見櫓の件は文字だけでは何のことやらわからなくてさっぱりでした。

 

 

追記
いろいろ考えてみて、西之園萌絵との違いは、主役(探偵)の仕事に対するリスペクトかなと思いますね。西之園萌絵犀川の理系のよくわからない話でも一応きちんと聴く(読者としても何かの伏線になるのかと思って読む)けど、祖父江偲は言耶の怪異の話そっちのけで言耶とラブコメ的な痴話喧嘩を始めてしまうところもあって、けっきょく言耶の語る怪異の話…つまり読者としては(伏線になるかもしれない)一番読みたい話を脇に追いやってしまうところがあるので、読んでいてとてもイライラするわけです。
Amazonレビューでも祖父江偲がダメだったって同じ意見が複数あったので自分だけじゃないんだと思ってちょっと安心しました。