みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

ときメモポケット カルチャー編

 

ときメモポケットカルチャー編

ときメモポケットカルチャー編

 

 

正式名称は「ときめきメモリアルPOCKET カルチャー編 木漏れ日のメロディ」です。

機種はゲームボーイカラーGBカラー)。当時、性能としてはオリジナル版のPCエンジンや、ヒットしたプレイステーションセガサターンよりも遥かに劣る携帯機での発売です。

当時はGBカラーではポケモンが流行ってましたからね。ときメモもポケット版が発売されたということで少しだけ話題になりました。ただ売り上げ的には全然振るわなかったようです。まあオリジナル版を3機種で遊べるのにわざわざこれを買おうとは思わないだろうし、ポケモン遊ぶ世代とときメモ遊ぶ世代は10年近くは違いますからね。

 

サブタイトルの「カルチャー編」って何だということについて説明すると、さすがにGBカラーのマシンパワーで、オリジナル版の登場ヒロイン12名+αを再現することは無理だったのか、あるいはポケモンの「赤・緑」や「金・銀」に便乗したのか、ヒロイン勢を大きく文化部系と運動部系に分けて発売したのです。それゆえの「カルチャー」編。運動部編も遊んでみたいのですが入手困難。

 

ときメモ遊んだことある人はわかると思うのですが、基本的にパラメータ上げのゲームです。主人公を器用貧乏に育てると何にもならないので、運動ならサッカーや野球、勉強なら何かの科目に特化させて育てるのが基本。

じゃあこれは文化部系メインだから運動要らないのかというと、運動を鍛えるとGBカラー版限定ヒロイン(以後、シリーズ作品には登場しない)が出現するようになってます。その辺は単なる縮小版にならないようしっかり工夫してあります。

 

あと、GBカラーのマシンパワーでも何とか世界観を再現しようとして凄まじい努力をしている跡が見えるところが良い。音声データは重要シーンのみで、しかも音質最悪ですが一応再生されます。色数の少なさは、キャラクターの表情にオリジナル版よりも濃い陰影をつけることで(微妙に劇画調)、これも何とか克服してます。

 

全体としてしっかりとオリジナル版の面白さを再現してます。

やっぱりときメモは初代が良いですね。4よりも面白かった…。