夏侯惇で無双モード(ストーリーモード)をクリア、次に趙雲でもクリアしました。
趙雲編は、全部で7ステージあるのですが、ステージ5の「夷陵の戦い」が一番きつかったです。
前回記事
「夷陵の戦い」は3,4回チャレンジしましたが全然クリアできませんでした。
呂蒙も甘寧も強すぎるし、その二人を撃破した後の陸遜も鬼のような強さです。
武器の振りが小さくても、そもそもこのステージでの陸遜の攻撃力が高く設定されているので、連続攻撃を食らうとほぼ負けますね。
何回かやってもダメだったので、「これ、もしかして自分が把握してない攻略法とかあるのかな?」と思って攻略サイトを見たのですが、基本、正面突破するしかないようです。この「夷陵の戦い」の蜀軍シナリオは真・三國無双2の中でも理不尽な難度で有名だそうで、さもありなん、でした。
「夷陵の戦い」はもともとの三国志演義でもターニングポイントになる戦いです。
同盟関係にあったはずの呉の裏切りで関羽を失い、頭に血の昇った劉備が、ほぼ私憤で呉に対して戦いを仕掛ける。
それを呉の若き名軍師、陸遜が、計略を用いて、劉備率いる蜀軍を散々に打ち破り、劉備は失意のうちに世を去ることになるわけです。そして蜀は衰退していく。
この戦いの頃までは、一番の強国である魏に対して劉備の人徳や諸葛亮孔明の知略で立ち向かってきた蜀がヒーローの座にいるんですよね。
でもここに来て劉備は、悪く言えば「真の王者にはなり切れなかった愚か者」として描かれます。
年をとって落ち着くべきところをしっかり落ち着くことができず、未だに若者時代のような一本気で関羽の敵討ちをしようと乗り出したところを、クールな新世代である陸遜に散々に負けてしまうということで、ここでは劉備は咬ませ犬になってしまっているわけです。ヒーローの座から転げ落ちてしまっているんですね。
そして陸遜、司馬懿、姜維などの若い軍師・武将が活躍する時代に移っていく。
そんなわけで、話がゲームから逸れましたが、真・三國無双2の「夷陵の戦い」では、私憤で兵を出すような君主に振り回されて無理な戦いに駆り出される配下武将の心情を嫌というほど味わうことができます。
けっきょく、陸遜が強すぎたので、フリーモードで最終ステージレベルまで鍛えて、ようやく突破できました(ボスの孫権は弱いのかと思ったら孫権もかなり強かった)。
おかげで次のステージから最終ステージまではほぼ余裕でした。
あとは呉のシナリオを一つもクリアしてないので、チャレンジしてみたいと思います。