再読中です、『天帝のはしたなき果実』。
良くも悪くも伝説の講談社ノベルス版(こちらは一度読んだ)と並行して読んでるので時間がかかります。
結末どうなるんだろうなあ。真犯人は同じっぽい雰囲気が既にして感じられるけど、問題は犯人の正体じゃなくてオチの付け方なんですよね。この小説の場合。
とりあえず吹奏楽部メンバーのうち穴井戸栄子は、元々がガンダムオタクのくせにその奔放さで大淫婦(マザーハーロットですかね)とまで呼ばれる変人キャラから、ちょっと可憐な副ヒロイン格に昇格しているようです。
あとなぜかメインヒロインの「詩織」が「実香」に改名されてますね…。
親戚に同じ名前の子でも生まれたのか、あるいはコナミに対する配慮…はあるわけないか。
何か「詩織」のほうがイメージに合ってるような気もする。
こういうのはオリジナル版で、と思うほうなので幻冬舎版は邪道、と思ってましたが、だいぶ整序されて読みやすくなってます。食わず嫌いでした。オチもわかりやすくなってることを期待。
ただ、表紙デザインのセンスは講談社ノベルスのほうが数段上ですね。