蟻川恒正教授の単行本、『尊厳と身分』。
昨年発売されてたんですね。
ちなみに1994年の伝説的名作『憲法的思惟』も復刻されて二冊セットで8000円くらいで購入可能です。
90年代の東北大OBなら当然買いですね(?)。
『憲法的思惟』と比べると、テーマが日本中心でとっつき易いものになってます。
中心的な記述は憲法訴訟や君が代不起立問題(『憲法的思惟』がアメリカ国旗不敬礼事件なので蟻川教授の得意分野です)だけど、小林よしのりとか安倍首相の発言に関するトピックもあります。
しかし日本大学みたいな保守的な大学で、よくこんな攻めた論説を書けるなあ…。
やっぱり何だかんだ別格なんでしょうね。