映画クレヨンしんちゃん第24番目の作品『クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』見ました。
一般的には、「金矛の勇者」ほどではないですが駄作と呼ばれている作品です。
見てみましたが…たしかに(笑)。
隕石の落下した未来の東京~春日部が舞台です。
荒廃した春日部と絢爛な未来都市ネオトキオの対比はまだ良かったんですが、その他のストーリーと演出がイマイチでした。
ストーリー的にはやっぱり暗い。映画としてはありだけど子ども達としては希望なくやさぐれた未来なんて見たくたいだろうし。
あと、特にイマイチだなと思ったのが後半の戦闘シーンで、何かテンポが悪い。
ピンチ→誰かが活躍して悪役が倒れる→悪役、しぶとく復活→ピンチ→(以下ループ)
という感じでパターンが決まってましたし、良い時のクレヨンしんちゃん映画ならたぶん10分で終わらせただろうなってシーンに30分くらいかけてたような感じですね。
邪推ですけど、本来はメイン敵役になるべき「花嫁(希望)軍団」の声優に女性芸人らを使ってるせいで声質と演技力に限界があったために(どういう意図で捻じ込んだのか意味不明でしたね)、名のある声優さんが演じている悪役ボスが一人で頑張らざるを得なかったんじゃないかなと。
あと、細かいこと言えばしんちゃんがそこまで頑張る動機付けが弱いような気がしましたね。
まあ、ところどころ面白い部分もなくはないので、「金矛の勇者」よりはいいかもしれません。名作が多い映画シリーズなのでハードル高く見てしまうところはあると思いますけどね。