電子書籍で久々に再読してます冨樫義博先生の『幽☆遊☆白書』。
平成初期の名作漫画です。
電子書籍はカラー版があって良いです。
時期によって綺麗に傾向が変わっていく漫画で、
1巻~2巻 バトル漫画ではなく、心温まるような話が多い
3巻~5巻 妖怪との戦いが始まる(乱童、四聖獣、戸愚呂)
6巻~12巻 暗黒武術大会トーナメント(バトル漫画としてのピーク)
13巻~16巻 仙水忍との戦い(変則的なルールでの戦い)
17巻~19巻 魔界統一編(展開としては大雑把になっていく)
こんな感じですね。
特に仙水忍関連のエピソードは後の『HUNTER×HUNTER』に似てきて、非力なキャラでも特殊ルールとか知恵の使い方次第で強者に勝てるという展開も出てきます。
ただ、それがあまりにも当時「早すぎた」のか、再び暗黒武術大会の盛り上がりをと思ったのが魔界統一編だったんでしょうね。
でも作者がもう息切れしてしまっていて、何となく盛り上がらず連載終了(魔界の三勢力はどれもいいキャラでしたが)。
改めて作者が書きたかった、単なるバトルではない漫画が『HUNTER×HUNTER』だったのかなと思います。
そっちも連載が途切れてますが…。王位継承戦、不評もあるけど最後まで読みたい。
個人的にはカミーラを応援してます(まず途中で脱落しそうですけどね)。