ちょっと前(コロナ療養期間)に Steam で購入しました、『メモリーズオフ』シリーズの第8作目『Memories Off Innocent Fille』。
今、『メモリーズオフ』シリーズは既に第9作目の予定が発表されていますが、本作は元々「シリーズ最終作品」として製作・発売されたようです(思ったよりウケが良かったので9作目に踏み切ったのか)。
今回も「ゆびきりの記憶」に続いてストーリーの深層はミステリー仕立てのようなのでネタバレはなしで。
良くも悪くも7作目までに醸成された『メモリーズオフ』らしさは薄まって、特に、のんびり系、ほのぼの系の演出がほぼ消えています。
また、「冬」を舞台にしていること、(登場人物は多いけど)過去作よりもヒロインが少なく絞られていることや、今までになく寡黙な主人公ということもあって、終始シリアスな緊張感と寂寥感が漂っています。
しかし、その分、無駄が少なく密度が高いともいえる。
正直最初は、「キャラデザインもストーリーも尖り過ぎじゃない?」という印象でしたけど、途中まで来て、「いや、これ意外と(前作を更に超えて)シリーズ最高傑作かも」と思ってきました。
少しでもネタバレすると面白くないので内容は語りませんが、名作だと思います。