Steamのサマーセールで購入した『メモリーズオフ』。
最近出たのも含めて全8作品のシリーズですが、その元祖です。
1999年にKIDから発売されました。
当時のこの手のゲームにしては珍しく、パソコンや、PCエンジン、PC-FXからの移植ではなく、最初からプレイステーション向けソフトとして製作・発売されたものです。
内容的には、主人公の自分語りや無駄なトークが多すぎて、受け付けない人は受け付けないかもしれない(実はちゃんとした理由があってそうなっているのですが、そこまでたどり着かないかもしれない)。
前にも書いたかもしれないですが、大学時代に友達の一人から盛大なネタバレを喰らって当時怒ってしまったゲームでした(笑)。盛大なネタバレをかましたT君も今や他県の某地銀で栄達してるようで、時の流れは早いものです。
閑話休題。自分語りが多いのは「メモリーズオフ」シリーズの伝統ですが、初代は特にその傾向が強いです。
ただ、それを差し引いても、元祖のすごいところはキャラデザイン。
メインヒロイン。黒のハイネックがトレードマークですが、キャラクターが全体的にスラッとしてます。全体的に、かわいさよりもかっこ良さ重視な感じの調整。
これが次回作『メモリーズオフ2nd』になると全体的にちょっと子供っぽくなって、その次の作品『想い出にかわる君』からはキャラデザインの担当者自体が変わってしまうんですが、個人的には元祖の雰囲気が好きです。
また、当時は声優さんという存在がそこまでメジャーでもなかった(少なくとも声優の不倫なんてのがネットを騒がすこともなかった…そもそもネット自体が十分普及してなかった)ためか、ヒロイン役の声優さんは割と、マイナーな方が多いです。最近のゲームに慣れてしまうと演技が生硬な感じを受けたりもしますが、それもまたレトロな感じがしていいかもしれない。