みちのく砂丘Ⅱ

仕事とあまり関係ないことについて書きます。

ファーストKiss★物語Ⅱ

ドリームキャストプレイステーション2という、今ではかえって最も遊びづらいかもしれない(持っている人が少ない)ハードで発売された「ファーストKiss物語Ⅱ」というゲーム。2002年発売。

 

ファーストKiss★物語II 通常版

ファーストKiss★物語II 通常版

 

 

元祖「ファーストKiss物語」(プレイステーション1)は、いかにもベタな高校恋愛もの、という感じでしたがⅡは大学が舞台です。

 

主人公は大財閥(この設定自体が昔っぽいですが)の御曹司、しかし親への反発から家出して大学に通いながらも公園でホームレス生活、その公園の別の場所で同じくホームレス生活をしている天然ボケな女子高生と知り合い…、って、そうはならんやろという導入ではありますが、とりあえずそういう導入です。

最初のムービーがいきなり段ボールハウスの作り方。新聞紙のインクに殺菌作用があるとか本当かよというレベルの雑学に、モジュールがどうのこうのとヘンに難しい言葉で返す主人公。

何か若い設定の割に全体的にセリフ考えた人が年齢高そうな気がする。

 

そして、メインヒロインはまさかの姉。主人公が野宿している簡素なテントに、たまに様子を見に来ます。

まあ、実は血が繋がっていない的なストーリーが展開される…でしょうけどね。

 

ストーリー重視なだけに、前作よりも自由度は大幅に下がってます。

このゲームの発売時期は、ステータスを上げたり街をぶらついたりしてイベントをこなしていく旧式のギャルゲーから、一見明るいと見せかけて実はシリアスな展開で感動させるノベルタイプへと流行りが移行していく時期だったと思います(旧式のほうが明るくて好きですが)。

典型的な旧式だった元祖「ファーストKiss物語」からの脱却を図ろうとして、結局はテキストや設定が旧式の文法でしかなく、結果いろいろすべってるというか中途半端になってる印象ではある。

埋もれたゲームになってしまうのは納得ですが、他方で、見た目の割に得体のしれない尖ったストーリーで、一種の凄味がある気はします。