みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

大阪大の採点ミス事件

ネットで当の問題の解説見ても全然わからなかった…(文系)。

問題の絞り込みが甘いために音波の反射パターンが2つか3つ(場合分けであり、互いに両立しない)考えられるところ、そのうちの1つのパターンだけが正解とされており、しかもその1つのパターンを前提にして次の問題が組まれているという状況のようですね。

 

指摘した人が3名…。

でも、大阪大の権威を考えると、普通は大阪大の出題者レベルで間違うことはないだろうから、なんか変だなと思っても指摘はしないですよね。だから気づいた人はその何百倍もいるかもしれない。

 

怖いですね、採点は、するほうも。

そういう出題ミスってどうしても生じうると思いますが、採点者同士で協議して、これが正解か誤答かで話し合いをしていれば大多数は採点段階で防げるんじゃないかなとは思いますけどね。

機械的に与えられた正答と採点基準にだけ従って採点してしまうと、間違うかもしれない。

そう考えると、阪大の中で指摘する人はいなかったんだろうか…と思ってしまいますね。

 

 

シルヴァ・サーガ2

正月休み中は主にこのゲームを遊んでました、「シルヴァ・サーガ2」。 

セタが1993年に発売したRPGです。

ちなみにこの「サーガ」(Sa・Gaではない)シリーズの第一作目は「ミネルバトンサーガ」、次が「シルヴァ・サーガ」。いずれもファミコンソフトです。

これ以降の「サーガ」シリーズはないので、実質的には三部作の最終作品ですね。

 

シルヴァサーガ2

シルヴァサーガ2

 

 

内容は本当に当時のスタンダードなRPGで、全てにおいて無難です。

独特なのが「傭兵」「神像」システム。戦闘中に随時、主人公パーティの代わりに戦ってくれます。

これ最初何が良いのか使い道がわからなかったんですけど、慣れてくると非常に便利で快適です。

 

傭兵は攻撃だけで、神像は魔法だけ。要はオートバトルですね。

それだけじゃなくて、傭兵と神像は、戦闘後にHP・MPともに全回復します。つまりどういうことかというと、主人公パーティの温存に使える。RPGで嫌な攻撃って毒とか石化とかですが、傭兵も神像も、こういう攻撃を食らっても戦闘後には平気で元通りです。

なので、ダンジョン探索であまりイライラしないし、遠回りになっても傭兵と神像に経験値を稼がせるチャンスになる。

あと、ボス戦や初見の敵の様子見にも使えます。しばらく戦わせてみて相手の出方がわかってから主人公パーティで倒す。

傭兵は魔法に弱く復活不能、神像は打撃に弱いうえに壊れると修復がいちいち手間なので、相応のリスクはありますが、ほとんどの雑魚戦は安心して任せることができます。

慣れてくると本読みながらでも経験値稼ぎできるので、まったり遊ぶには良いです。

 

あと、グラフィックや操作性は結構頑張ってる。くせがなくてしっかり作ってあります。

 

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町のグラフィック。花壇とか、夜になると窓の明かりも点いたりして、けっこう活き活きとしてます。

 

ブックオフとかでよく500円やそれ以下で入手できますが、その値段で手に入るとしたらかなりお得ですね。

SFCRPG全盛期の空気を味わいたい方にはお薦めです。

 

 

君の名は。

 今日「報道ステーション」やってんのかなということでちょっとテレビ朝日系を点けてみたら、この映画の放送中でした、「君の名は。

 

君の名は。

君の名は。

 

 

実は今の今まで全く見たことがなかったんですよね。

しかも見た感じかなり佳境。終了30分前くらいかな。 

 

最初からちゃんと見たほうがいいのかなと思ったんですけど、なんか流行してからかなり経つし、TSUTAYAにでも借りに行く前に(最近長期間利用してないので会員証も期限切れ)、ネットとかでナチュラルにネタバレを食らいそうな気もしたので、今見ようと決めて最後まで見ました。

 

最後まで見て、まあ、なかなか。

映像美はさすがですね。

でも最初から見てたらもっと感動できたんでしょうね。

惜しいような得したような気分です。

流行っている映画は適切な時期に見るべきですね。

 

 

天帝のみぎわなる鳳翔

正月休みで暇だったので読んでみました、古野まほろの天帝シリーズ4作目、『天帝のみぎわなる鳳翔』。幻冬舎移籍前の旧シリーズ(現在のシリーズ・新装版とは設定が一部異なる)では最終となる作品ですね。

 

天帝のみぎわなる鳳翔 (講談社ノベルス)

天帝のみぎわなる鳳翔 (講談社ノベルス)

 

 

でも今作はイマイチだったなあ…。

大日本帝国(現代まで帝国が続いてる前提)の艦隊を舞台にした推理劇なんですけど、本当にイマイチ。天帝シリーズはやっぱり3作目までなのかなと思ってしまった。

 

若干ネタバレですけど、艦隊が舞台なので結構ミリタリーな知識が序盤にたくさん出てくるんですよ。

でもトリックに艦隊やミリタリー関係なし。

これなら普通の館物でも良かったんじゃないのと思ってしまうようなオチ。

 

あと、せめて艦内の見取り図がないとどこでどう話が展開してるのかわからないので(通信の場面とか)これも退屈。

 

もうちょっと何か、艦隊とかレーダーとか関係したすごいトリックを期待してたんだけど。

 

あと、中途半端に既存キャラを大事にしすぎですね。おかげで本作で登場した新キャラたちの影が薄すぎる。

本作のヒロインらしき人もいるはいるのですが…。

でも、これ主人公(まほろ)は、詩織(新シリーズでは「実香」に改名)以外の女子にモテたら駄目だと思うんですよ。基本的に女性陣からはゴミみたいに扱われる、見た目も冴えない奴だけど、なぜか女性陣の中で仄暗い雰囲気のある詩織さんだけは…みたいなのが、『天帝のはしたなき果実』からの面白さであり、それが『天帝の愛でたまう孤島』で頂点に達するわけなので。

他の女子にまで易々とモテたら、それもう村上春樹の小説と同じだよねっていう。

 

あと金田一少年の事件簿でもそうだけど黒幕キャラみたいな奴は本当にやめてほしい。犯人の印象が薄れるんですよね。

 

 

受験生の正月勉強合宿

新潟で高校3年生が勉強合宿ってニュースありましたけど。

まあ、いいんじゃないですかね。休むのはセンター直前くらいがちょうどいいし(センター直前になって焦りからガリガリ勉強してひどいことになった実例が自分)。

 

正月くらいは休ませてやれって声もあるみたいですけど。

でも、正月って案外と中学生・高校生くらいの頃になると気づまりなんですよね。

小学生くらいだったら、帰省して、お年玉もらって、デパート連れてってもらって、ゲーム買いに行って、的なところはあるけど。

中学生・高校生くらいだと、むしろ親戚一同が集まってるところに帰省するのが気づまりだったりするし、お年玉のお礼を言うのも実はけっこう面倒だし(もらっておいてなんですけど)、どこに連れてってもらう以前に親や親族と一緒に行動するより好き勝手にどっか行きたいっていう気持ちのほうが強くなりますし。

 

家にいても何か微妙に気だるい日常感がぬぐえないので(特に、独立した自室がないとそうなります。勉強しようとしたって正月特番の気の抜けた音声が聞こえてきたりすると)、高校生くらいの頃は外出して本屋行ってたし、早く学校始まらないかなくらいには思ってましたね。

 

だから勉強合宿は大いにありだと思いますね。任意参加ならね。