みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

新桃太郎伝説 その2

だいぶ進めました。

 

かなり難しい。前回記事ではほど良い難度というようなことを書きましたけど、進めるにつれてその難度の高さと初見殺しの要素(初回プレイでは回避不可能な、罠のような要素)の多さがわかってきました。

盛りだくさんの名作ではありつつも、相当辛口です。

 

 

新桃太郎伝説

新桃太郎伝説

  • 発売日: 1993/12/24
  • メディア: Video Game
 

 

 

前回記事

新桃太郎伝説 その1 - みちのく砂丘Ⅱ

 

何ていうかなあ…。『デュアルオーブ』みたいな単純にエンカウントが多いとか敵が強いとかの難度とはまた違うんですよ。

ギリギリで何とかなりそうで何とかならないと言うんですかね。

 

例えばですけど、強力な全体攻撃術を使ってくる敵の唯一の弱点が体力の低さなので、早めに倒したい…のですが、回避率が高い(笑)。だから、先に倒しに行こうとしても、ひらりと避けられて全体攻撃術を食らう羽目になりがち。しかもターゲットにしなかった他の敵からの攻撃もおまけに食らいます。

こんな感じで、RPG好きならこういうふうにやるよね、こうしたら普通はうまく行くよね、っていう期待をさせておいてからの、「ハイ残念~」みたいなのが、けっこう多いのです。

あとちょっとで何とかなったのに!ということで余計に腹立つという。言葉を選ばずに言えば、戦闘周りを作った人は相当に性格悪いなと(笑)。

 

あと、中盤で発生する、仲間の離散イベント。

とある戦いに臨んだメンバーが各地に散り散りに飛ばされてしまいます。

これ、普通はベストメンバーを組んでいくはずなので結構厳しいです。

そういうイベントの場合、進行にほぼ必須な回復役(僧侶的なキャラ)はなるべく早く加入させるように調整されているんだよね?と淡い期待を抱いていましたが、甘かった。僧侶的なキャラをこそ一番遠くに飛ばすという意地悪さ。

まあ、ほかの仲間キャラに活躍の機会を与えるためのイベントなのかもしれないけど。

 

あるキャラが非常に強力なんですけど、これも攻略サイトがないと、戦い方が全然わかりません。

上記のイベントの後、私の場合はこのキャラを使わないとゲーム進行が困難でした。

鍵盤の音を3つ組み合わせて攻撃するのですが、この組み合わせは無数にあるので、テキトーにやっていたのでは全然使い物にならない。

 

これから遊ぶ人がいるのかわかりませんが、そのキャラを仲間にすることがあれば、とりあえずためらわずに攻略サイトを見たほうがいいですね。

攻略サイトを見て、強力な鍵盤術を使って、ようやく何とかなる難度です。

 

 

クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ金矛の勇者

2008年のクレヨンしんちゃん映画『クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ金矛の勇者』。

クレヨンしんちゃん映画シリーズの中でも最もつまらないと言われる駄作扱いの作品ですが、果たしてどのくらいひどいのかということでAbemaで視聴してみました。 

 

 

…まあたしかに。

 

何でしょう。個々的に見れば面白い要素もあるんですけど、一貫性がなくて、伏線っぽい社会のマナーとか年金問題みたいな話と、メインのヘンダーランド的な話とがどう結びつくのかさっぱり理解できない(説明すらされない)ままに野原一家が活躍して敵が倒れるので、結局何がやりたかったのかが全然わからないんですね。

 

序盤のミュージカル的な敵の登場はなかなか良かったけど、延々と続く野原家の日常パートはメリハリがなくて子どもさん達にもさぞかし不評だったんだろうなあ…。

個人的には特に序盤は阿部公房の不条理小説読んでるみたいでちょっと面白かったですけど、まあ、お薦めできる作品では全然ないですね。

(無料で見ておいてエラソーに論評するのも気が引けますが)

 

コロナウイルス禍 その34

この時期に消毒も置かず、席間隔も開けず、アクリル板も置かず、狭い空間に客を密に詰め込んで、客が去った後の消毒もしてない店には、あんまり行く気にはならないです。

その辺ちゃんとしてる店には、気休め程度だとしても、まあ、行こうかなという気になります。

 

気にしすぎって人もいるでしょうけどね。

未知のウイルスなので。

超がつく軽症ならともかく、それ以上になると何年後に何があるか分かりませんが、どうせ政府は何の補償もしないんでしょうから、そりゃ気にします。

だいたい、去年の今頃って国内感染者ゼロというかコロナのコの字もなかったわけです。

それが今やこうなってるわけで。ブレーキ掛けないならこれからの冬はさらにひどいことになるのは目に見えてますね。

 

Go to トラベル、Go to イートの前に医療従事者への補助じゃないのと思いますけどね…。

 

 

medium 霊媒探偵城塚翡翠

前々から本屋で「2019-2020年ベストミステリ」みたいな感じで売り出されてたので気になってはいました。

それで今回、kindleで購入して読んでみたわけですが…。

 

medium 霊媒探偵城塚翡翠

medium 霊媒探偵城塚翡翠

  • 作者:相沢沙呼
  • 発売日: 2019/09/11
  • メディア: Kindle版
 

 

 

面白かった!

これはたしかに今年度No.1になるわ、というレベルの良作でした。

 

最初は、もう「霊媒探偵」っていうタイトルから「あー、いわゆる変格ものってやつね(現実にはない特殊な能力やルールが事件解決の鍵になる)、密室がどう、トリックがどう、とかいう本格ものじゃないっぽいね」という感じで読み始めたのです。

でも、読み進めるにつれ、そういう霊媒とかの要素は補助的なものに留まっていて、基本はちゃんと「本格」ミステリになっています。

本格ミステリ好きなら、是非、という感じですね。